外こもり、タイにおける費用と方法は?

woman Backpacker in thailand
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外こもり

外こもりとは、貯金を元に物価の安い海外の国へ行きそこへ長期滞在する事を言う。

 

外こもりをする人は、アルバイト等で短期的に資金を貯め資産が尽きるまで物価の安い海外で生活し、無くなれば再び日本へ戻ってお金を貯めるために日雇いバイト等の短期労働をするといった事を繰り返している人が多い。ただ最近の若い人達では、ネットで稼いだ僅かなお金のみで外こもり生活をする人も多く、期間は違えど、セミリタイアと同じような生活を送る人全般が外こもりと呼ばれるようになっている。

 

外こもりのススメ

「決して裕福ではないけど、のんびりとした幸せな生活をしたい。」

このような考え方が生じるのは先進国で比較的余裕のある生活を経験してきた人に多い。実際、中国や東南アジアなどの発展途上国の都市部に住む人は、お金の量がそのまま幸福に比例すると考えている。綺麗な女性もお金持ちと結婚したいと考えている人がほとんどで、裕福な生活が幸せな人生を送る上での条件となっている。

 

日本では他の先進国と同様に、稼ぐという行為にストレスを感じ、そこまで稼がなくても良いからストレスのない生活をしたいと考える人も多い。仕事がらみの自殺者も日本では多い。命にかかわるほどストレスを感じるなら貧乏でもストレスを感じない生活をするべきだと思う。

 

命を捨てる前に、数週間でも数日でもいいので、決して豪勢では無いけど、こういったストレスの無い外こもりの生活というのを体験してほしい。いざとなったら、逃げる場所もあるという事を知ってるだけでも心の支えになるはずだ。

 

タイにおける外こもりの場所

外こもり in バンコク

バンコクで外こもりをするとなると、一番有名なのはカオサンロード周辺になるだろう。このエリア内で衣食住全てを済ますことが出来るし、お金の無いバックパッカーにもやさしい金額となっている。

繁華街に出るのは少々面倒な場所にあるけど、外こもりの場所としては適していると思う。カオサンの地図や行き方に関してはカオサンへスワンナプーム国際空港から行く方法の記事を参考に。

 

このエリアは20代から30代後半ぐらいまでの比較的若いファラン(白人)が多い。ファラン達はカオサンロードで深夜まで流れる音楽に合わせて騒がしくしており、アメリカの西海岸のようなタイではない感覚に陥る。

人によって好みはわかれるが、数日ならともかく、数週間となるとさすがに疲れるかもしれない。カオサンは合う人合わない人がいるのも確かだ。

Khaosan road night music
カオサンは夜になると多くの人でにぎわい、盛り上がりを見せる。

 

もう少し静かな場所を望むのであれば、ルンピニー情報と格安ホテル街等で何度か紹介しているルンピニーがオススメだ。このエリアは地下鉄で直ぐに繁華街にも行ける。住居費を抑えるにはもってこいだろう。

ただ、カオサンほどなんでも揃っているわけではないし、ムエタイの競技場以外にほとんど何もない。このエリア内だけではカオサンよりも飽きが来るのは早いと思う。

ちなみに、カオサンは若者のファランが多いが、ルンピニーは60歳は過ぎているであろう老人が多く、夜も比較的静かだ。

Lumphini Hotel City Restaurant Europeans and North Americans
昼間からお酒を飲むルンピニーの老人ファラン達

 

外こもり in パタヤ

バンコクだけでなくパタヤにもリタイアのファランが多いエリアがある。ビーチロード沿いを歩いているだけでもこうしたリタイア組のファランとすれ違う事は多いが、ビーチロードから陸側に2本奥に入ったソイ・ブッカオの方がリタイア組が多いエリアとしては有名である。
soi buakhao from pattaya tai
サウスパタヤロードから入ったソイ・ブッカオ。

 

ソイ・ブッカオもカオサン同様にこのエリア内で完結させることが出来るぐらい各種お店は揃っており、ビーチロードやセカンドロード沿いに比べても物価は安くなっている。そのため老人ファラン以外にも、ゴーゴーバー嬢だったり夜のお店で働く女の子が部屋をシェアして住んでいたりするエリアである。

ソイ・ブッカオからは海を望むことは出来ないが、簡単にビーチロードへ出ることも出来、海を見ながらアルコールを飲むといったリゾート気分を味わうことも出来る。自分としても外こもりする日本人が住むなら、海が近いパタヤの方がオススメである。

ソイブッカオに関して更に詳しくはパタヤのロングステイ・エリア、ソイ・ブッカオの記事を参考に。

 

pattaya barbeer
パタヤのバービア。パタヤは昼間からお酒を飲むファランが非常に多い。

 

タイで外こもりする際の費用

ただ、誰もが簡単に外こもりすることが出来るわけではない。多くの人が気にするのが金銭面の部分だろう。

タイで外こもりをする場合の目安としては、日本での生活費の2分の1程度という事も言われている。要は、日本で月30万円で生活している人はタイでは月15万円で生活できるという事になる。

これまで、タイの物価と1ヶ月の生活費の目安の記事等でも何度かタイの生活費については触れており基準の額を具体的に提示しているが、その人がどのぐらいの生活費で生活できるかは正直なところ住んでみないとわからないというのが本音である。人によっては日本よりも費用がかかる事もあるし、浪費家だった人がタイへ移住した後はタイ人と同じレベルの生活水準で暮らすことが出来たりもしている。

 

日本では風俗も行かないから大丈夫という人も、タイ料理は好きだし体に合うから問題ないという人も移住前にまずは数ヶ月程度は住んでみた方が良い。自分も1ヶ月程度の長期での滞在は何度も経験しているが、タイという国は非常に誘惑も多いので、お金があるとついつい余分に使ってしまう。

また、タイ料理は嫌いではないし、食費を節約しようと思って頻繁に食べていたことがあったが、それでも和食が恋しくなって後半ずっと和食屋に通ってしまった。好き嫌いの問題では語れない部分もあると思う。

 

その他、毎月一定の収入がありそれで生活している人は収入の範囲内で制限が効く場合が多いが、数年分の貯金で生活している人は制限がない分危険である。余分な資金がなければ、夜の誘惑が多くても耐えるしかないが、きちんと出費のコントロールをしないと使える資金がある人ほど無駄遣いをしやすくなる。

自分は当時バンコクを中心にストレス無く滞在したが、その際は月10万円程度しかかからなかった。それは当時の収入が月15万円程度だったからである。

 

ちなみに、タイ旅行の予算。男の1人旅で1ヶ月滞在した場合でも述べたように最近ではタイに滞在する度に30日で50万円程度の出費になっている。

内訳もその記事内で述べているが

この30日の滞在の間でかかった費用は47万円になった。

費用は宿泊費と夜遊び代での3分の2を超えるので、この部分をどう抑えるかが出費を少なくするポイントになると思う。

宿泊費はマンションを借りればかなり安く抑えられるが、夜遊び代はある程度意識的に抑えないと大きな出費となるだろう。

 

お金は持っているとやはり使ってしまう。中には月5万円で過ごせる強者もいるが、いずれにしろ、長期での滞在を予定しているなら、出費の予測を予め立てる事が必須になるだろう。

 

タイ移住

セミリタイアでタイへ行くとなると、外こもりというよりは移住という言葉の方が適切になるだろう。この場合、資金的な問題の他に、ビザの問題が出てくる。ビザに関しては、現地で働かないとなると語学学校に通って学生ビザを取得するか、50歳以上なら非移民ビザ、50歳以下なら投資ビザを取得する必要がある。

 

非移民ビザと投資ビザの要件を簡単にまとめると

非移民ビザ(非移民ビザのカテゴリーO-A)の取得要件

・50歳以上
・毎月2100ドル以上の収入があるか、25000ドル以上の預金残高があるか。

など

http://www.thaiembassy.ca/en/visiting-thailand/visas/types-visas-periods-stay-fees/non-immigrant-visa-temporary-residents

投資ビザの取得要件

・タイ国内において1000万バーツの預金か国債を含む投資を行っている事

など

 

ちなみに、現地男性・女性と結婚して、永住権を取得すればビザの問題は無くなる。

 

従って、

  • 1000万バーツ以上の資産は無い
  • 現地で働きたくない
  • 50歳以下
  • タイ人と結婚していない

これら条件が揃っている場合、学生ビザを取得して長期滞在をするのが普通になる。

 

外こもりの後のプラン

学生ビザを取得するということは、タイ語を学びに学校へ通うということを意味する。年数等にもよるがその場合はある程度の語学力が付いているはずだ。

 

投資ビザを取得出来るだけの資産がない外こもり組が予定している将来プランは

日雇い(短期)バイトを続ける(現状維持)

語学を学びながら現地でビジネスを始める

現地で就職する

 

の3通りである。

 

外こもりとなると、数ヶ月レベルでの休みが必須となるため、正写真はもちろん通常のアルバイトも難しくなる。そこで日雇い(短期)バイトしか選択肢がなくなる。今では登録制で肉体労働が出来るのであれば、1日1.5万円程度の短期バイトも多い。

都心は賃金の上昇で日雇い案件もものによっては上手く稼げるようになっている。もちろん、こうした仕事に楽なものは存在しない。イベント設営、運営、引越など若者向けの案件が多いのも確かだ。気になる人はネット上で登録してみてみるのも良いだろう。

>>> 1日だけの短期アルバイト

今よりも給与の高い案件もあるはずだ。

日雇いバイトについて、更に詳しく知りたい人は下記記事も参考に。

Daily employment in factory日雇いバイトを行う前に必ず知っておくべき知識から、仕事内容までを詳しく述べて行く
食品工場の作業写真(オーケーズデリカ株式会社の工場紹介のページより)。食品工場は都心部における日雇いバイトの派遣先として多い。 学生をはじめ、フリーランス、自営業で商いを行っている人も急なキャ...

 

少々お金のある人はタイでビジネスをし、それでダメなら現地で就職しようと考えている人が多い。

それよりも多いのが、投資ビザを取得できるだけの資産を持たないが、投資で増やしていこうと考えている人である。ただ、金持ちが投資でお金を得ることは容易でも、お金がない人が投資でお金持ちになることは非常に難しい。

考えてみてほしい。1億円持っている人なら、年3%の利益で年間300万円を得ることが出来るが、もし1000万円しか無い人が300万円の利益を得たいと考えているなら、年30%の利益を確保しなければならない。これは、相場の流れを動かすだけの資金力がある機関投資家でもそんなに簡単なレベルではない。

投資先に悪材料が出ても機関投資家の判断次第で株価を上昇させることは出来る分、彼らは損する可能性が低い。素人が安定的に投資で生活するとなると、最低でも1億円程度は必要になるだろう。もちろん、それ以上の資産を持っていても、それだけで生きていくという保証はない。

 

そう考えると、やはりビジネスをするのが、未来に対して希望が持てない人が逆転するためのもっとも現実的な手段に思える。実際自分も低賃金の日雇いやフリーターという未来に全く希望が持てなかった時にサイト運営というビジネスを始め、今では月数百万円を稼げるようにもなった。

 

リスクの少ないサイト運営というビジネスで何とか将来に希望を持つことが出来たのである。

 

外こもりをライフスタイルに取り入れる

外こもりをしたいけど出来ないという人は、その後の将来に対して漠然とした不安がある場合が多い。辛かったら逃げればいいと安易なことを言うつもりはないが、少なくとも自殺を考えてしまうまで精神状態が追い詰められてしまいそうなら、前もって逃げ道は用意しておいた方が良いだろう。

結果的にこの逃げ道があなたをより幸せにする道へと続く可能性もある。

 

昔から多くの映画や小説、ドラマで旅人が描かれて来た。旅をすると環境が大きく変わるが、環境の変化はその人自身へも大きく影響するだろう。

安定した収入や満足の行く環境のある人は今の生活を捨てることで大きなリスクを背負うが、現状に満足しておらず将来に希望が持てない人は今の環境を捨ててもそこまで大きな後悔はないはずだ。

そういう人は、日本と海外を行ったり来たりする外こもり生活も将来の選択肢として考えてみてはいかがだろうか?

 

外こもりの実現方法

大きく分けると日雇いバイトを日本で行い貯めた費用で海外に滞在する人と、フリーランスなど比較的時間を柔軟に取れる人が日本や海外にいながらもお金を稼ぎ、外こもりの費用も捻出しているというケースがある。

日本では日雇い(短期バイト)生活を送って資金を貯め、そのお金で海外に滞在する。日雇いバイトは案件が多数ある大手の派遣先がオススメだ。仕事内容や給与等、自分に合う案件を見つけることが大事である。

>>> 日雇いバイト大手派遣先。

上記へと登録すれば仕事案件を見ることが出来る。

 

フリーランスになってネットで稼ぎ、外こもるという方法も若い人の間で徐々に流行ってきている。フリーランスにかんしては下記記事を参考に。



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3 件のコメント

  • 本当に良い事言いますね・・・
    僕は親のすねをかじってニートで生きてきました。
    そして両親を失い、途方に暮れていますが、
    ネット収入を勉強して、今はなんとか日本で生きています。
    しかし、余裕はありません。
    色々勉強させていただいています。
    ありがとうございます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    付利意雷布亜(フリーライファー)

    東南アジアを中心に、1年のほとんどを旅行しながら生活している海外旅行のエキスパートです。このブログでは旅行者の視点から、旅行者向けに、タイや周辺国のお役立ち情報とフリーター経験をもとにしたアルバイター向けの情報も掲載しています。