広告収入で個人が稼ぐために知っておくべき時代の流れ

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タイのBTS(バンコク・スカイトレイン)にあったウインドウズ・フォンの広告

 

「ブログやアフィリエイトで飯を食う。」

そう思ってこの世界に入った人は、稼いでいるうちは一生それで食っていけると信じて止まないだろう。しかし、自分の実力不足で稼げなくなる以外にも、環境の変化によって実力に関係なく、稼ぐことが難しくなるケースは歴史上も多々あった。

冷蔵庫の普及によって急速に廃業していった氷屋さん。テレビ(ビデオ)の普及で職場を失った多くのラジオDJ。


Video Killed The Radio Star(ビデオの登場は多くのラジオスターを殺した。)

 

また、大型ショッピングモールの登場によって日本の商店街の多くはシャッター商店街化している。

こうした環境の変化によって起こりえる業界のマクロの視点というのは、フリーランスで生きる人なら必ず把握しておく必要がある。時代を読み違うと自分の将来に多くのリスクをもたらすからだ。家族がいる人は家族を養っていかなければならないわけで、自分が突然稼げなくなったら困るのは自分だけではない。将来を見据えて考えた場合、業界全体のマクロの視点に立ってしっかりと検討しなければならない。

今回はこうした将来的に起こりえる広告業界のマクロの視点に基づいて、個人がネットで稼ぐことを考えた場合に、知っておくとためになる事項を述べていきたいと思う。

 

広告収入が増えているメディア

広告収入は、マクロの視点で言えば、基本的に経済が成長するに連れて増えていく。日本の場合は経済成長率が毎年数%であるため、基本的には経済成長は止まっていると考えるのが普通である。経済が止まっていると言う事は、既存の利益を奪い合う事でしか、新しい人は入り込む事は出来ない。広告業界に関しては、業界内で奪い合いが起きている。

知っている人も多いと思うが、テレビや新聞、雑誌などの紙面の主要メディアは軒並み広告による利益が落ちており、その代わりにインターネットが右肩上がりに増えている。インターネットの広告は経済が停滞している現在の日本においても収入が伸びている数少ないフィールドの1つなのだ。

 

総務省の出している情報通信白書によるとインターネット利用人口はますます増え続けており、平成25年に初めて1億人を突破。普及率は82.8%であり、60歳以上の老人以外は全世代でほとんどの人が使用している。インターネット利用者の増加はネットにおけるトラフィック(通行量)の増加をもたらし、インターネット広告全体の量は更に増える。人がいるところには広告が設置されるため、人が多くなればそれだけ広告は多くなるのだ。

 

トラフィックの増加はネットが利用できなかったエリアでも利用できるようになることでももたらされる。地方をはじめ、多くの人がオフラインで過ごしてきた地下鉄もその例だろう。地下鉄に乗っている時間もネットに繋ぐことが出来るようになり、スマートフォンという情報量の多いやり取りが出来る携帯電話も大きく普及した。

また、データ通信速度が上がることによるトラフィックの増加もある。昔なら荒くてスローでしか動画を見ることが出来なかったが、今では比較的綺麗な動画もストレスなく見ることも出来るだろう。これは本を読む時にページをめくるという状態に似ている。現在の速度では自分の読みたいペースでネットを閲覧できるぐらい速度が追いついて来たので、短時間で取得できる情報も増え、その結果としてトラフィックが増えている。

 

トラフィックの量が増えれば、広告収入の観点では人口が増えたのと同様の効果が得られる。インターネット上の広告収入はこの日本においても、もうしばらくは増加する余地があるのだ。

渋谷の広告 Shibuya at Night
Shibuya at Night 人の数の多い渋谷は広告で溢れている。

 

ブログでの広告収入を増やすには?

ブログで収益をあげる方法に関しては過去に何回か述べてきた。しかし、今回は以前と違い短期的に広告収入を増やすという方法ではなく、長期的に、将来を見すえての戦略について述べていきたい。

上ではテレビや紙面での既存メディアが利益を下げているのに対して、インターネットというメディアが伸びているという話をしてきた。当たり前の話ではあるが、理由なくネットに流れているわけではない。既存のメディアに変わるコンテンツがネット上に現れていることにより起こっている。

例えば、テレビはYouTubeやニコニコ動画などの動画配信サイトにその役割を奪われているだろう。バラエティ、ドラマ、映画、音楽などを含むエンターテイメント、テレビ番組をそのまま流す動画サイトも多く、ネット上で全て楽しめる仕組みが出来つつあるのは確かだ。

また、紙面で言えば、新聞などのニュースなんかはネットのほうが情報も早く、こちらでのみ見るという人は若い人に多い。紙面の新聞はIT先進国アメリカではほぼ壊滅状態で、大手新聞社のほとんどがデジタル版、要はネット上での有料配信等で稼ぐ仕組みに変えている。日本もデジタル版の配信は増えてきてはいるが、インターネットを使わない世代、使う世代でも紙面を支持する声が多い。とはいえ、今のペースで紙媒体の発行数を維持することは難しいだろう。

ゴシップやアングラなテーマを扱う週刊誌、スポーツ全般や趣味などを扱う雑誌も同様で、これら雑誌に代わり得る有名サイトもどんどんネットに登場している。ただ、雑誌のネタはソーシャルなどの口コミによる拡散とも相性が良く、まだまだ優れた視点を持つライターを抱えた週刊誌の記事がネットで話題の中心になっている。

 

ただ、情報を文字として取得する場合、小説や評論書などでもそうだが、紙の方がしっくり来るという意見は多く、電子書籍の市場は広がっているとはいえ、紙媒体が完全に無くなる事は無いだろう。

これら文字による情報を媒体とする媒体以上に、ネットの登場で大きな影響を受けているのは写真など、画像がメインのものだ。特に、近年は有名女性ファッション誌の廃刊が相次いでいる。これはファッションブログや芸能人ブログなど、ネットがトラフィックを大きく奪った代表例だろう。

ブログ以外でも、好きなモデルの洋服をInstagramやTwitterなどのソーシャルで気軽に見れるようになった。雑誌部門が全て赤字という企業も多く、ネットに触れるのが早かった今の世代は、もはやファッションをファッション誌で見る時代では無くなっているのだ。企業としては、有名雑誌はブランドの維持のために赤字でも残すという選択肢もあるが、今後も生き残りをかけて試練が続くと見て間違いないだろう。

 

ブログが広告収入を奪えるメディアの検討

ネットは何と言っても文字や画像による情報を発信する媒体である。映像の配信を中心とするテレビからブログが直接的にトラフィックを奪うことは無いだろう。

紙面による媒体、要は新聞、書籍、雑誌などに集まっているトラフィックから流れてきそうな分野が、今後ブログをはじめとするネットでの広告収入を増やす可能性が高い。

 

書籍

まず、書籍について話すと、書籍は専門的な知識が有ることを前提としたものが多い。それに対して、ブログの訪問者の多くは予備知識のない、素人である可能性が高い。

ご存知の通り、ブログが期待する訪問者の流入元は検索エンジンである。検索エンジンで検索する人の気持になってもらえばわかると思うが、ブログの訪問者は基本的に、サービスや商品の購入、利用希望者ではない場合、予備知識のない素人である。

「パタヤ」で検索する人は、パタヤを知らないから検索している人が多いだろう。

実際検索結果では

pataya google result
▶ 1位 Wikipediaのパタヤに関するページ
▶ 2位 タイ国政府観光庁公式の日本語サイト
▶ 3位 ホテル予約サイトAgoda
辞書的なサイトで用語の解説を行うWikipediaが一番上にあり、2番目もトップページにパタヤに関する解説から始まっている。検索結果は基本的にユーザーの求める内容であるかどうかを元に順位が決まっている。「パタヤ」を知らない人がそれを調べるために検索しているケースが多いためこのような検索順位になっているのだろう。

それでもパタヤを知っていて、旅行へ行くのでホテルや旅行代理店を探している人は多く、Agodaというホテル予約サイトも上位に表示されている。

 

ブログに限って言えば、アフィリエイトでサービスの紹介をするケースもあるが、基本的に記事は情報の提供になる。従って、訪問者がパタヤを知らない事を前提に記事を構成しなければならず、書籍のようなパタヤに関する知識を前提とした情報を求めるユーザーとは全く異なる。

専門家がブログを運営している場合、彼らが良く言うのが「ブログに付くコメントが素人過ぎて話にならない」というものである。しかし、ブログという媒体の性質上当たり前の話で、それを前提にブログを運営していない専門家に問題があるのだ。もちろん、記事に対する批判が専門知識を知らずになされているのは、煩わしい思いをする気持ちは十分にわかる。

 

書籍もデジタル化という流れの中で紙面での販売数は減る傾向にはあるが、これはネットが書籍のトラフィックを食ったとは言えない。むしろ、デジタルと紙面の融合であり、収益の面で言えば、書籍に提供されていた情報がデジタル化により更に価値を持つようになるだろう。例外はあるが、基本的にブログは専門的な知識で構成される書籍の代わりとはなりえないのだ。

 

新聞

次に、ブログは新聞の代わりに成り得るか?という検証をしてみるが、これも難しいと言わざるをえないだろう。まず、新聞の提供するニュースは速報性と情報網が命であり、AP通信は121ヶ国、共同通信は海外42都市に支社を設置し通信員を置いている。読売新聞は海外に27か所、国内に296か所だ。

個人の小さなメディアであるブログがこれに太刀打ちする事は物理的にも不可能に近い。

 

雑誌

上の説明で大体予想が付いている人も多いと思うが、ブログが収益・トラフィックを奪うのは、間違いなく雑誌の部類だろう。雑誌は雑誌でも漫画雑誌の場合は、映画や音楽と同様に情報というよりは作品としての意味合いが強いので、紙面かデジタルかの問題となる。そのため、デジタル化の流れはあると思うが、ブログが有利というわけではないのでここでは除いて考える。

ファッション誌は芸能人、モデルのブログにトラフィックが奪われ、現にこうした芸能人、モデルはブログで数百万円以上の収益をあげているケースも多い(芸能人ブログの秘密とブログから生まれる価値の記事を参考に)。ただ、自分を含めた一般人のブロガーは芸能人やモデルのように元々ファンがいるような人間ではない。一般人がファッションブロガーとして有名になったり、ブログからファンを獲得し収益をあげるケースも不可能ではないが、5年という歳月や人柄、才能、運など不確定要素は多い。

 

そういった理由から、やはり、一般人がブログで収益をあげることを目指した場合は週刊誌や趣味などを扱う雑誌のような存在になるべきだと思っている。そちらの方が紙面からネットへ流れてきたユーザーの需要に合うからだ。

これら雑誌はすでに持っている販売網を使ってそのトラフィックを維持しようとしているが、ネットという無料で情報が手に入るようになってからは、販売数は減少している。そのため販売網の維持も大きなコストになっている。

紙での販売を辞めて、記事をネットに全て無料で掲載を始めれば、素人が運営するブログに勝ち目がないと思われるかもしれないがこれは現実的ではない。ネット上の広告だけでは、雑誌の売上や掲載広告料によって抱えていた優秀なライターを雇い止めるのも不可能になるからだ。

また、雑誌の記事を書くライターが大量にブログを始めたら、素人が勝てる余地がないと思うかもしれないがこれも違う。ブログにおいては、良い記事と呼ばれるような物を書く事よりも、それ以上に集客や収入を増やすためのターゲティングの方が重要だからだ。この辺に関しては才能や能力に関係なく、知識で決まる部分でもあるし、SEOをはじめとしたネット集客に関する情報は常に更新されるため、これから始める人でも入り込める余地が十分にある。

 

もし、週刊誌やスポーツ誌等の記事を書くプロのライターがネット集客も出来れば、多くのライターがすでにブログで広告収入を得ているだろう。しかし、現状そういったメディア出身のライターでブログにより十分な収益をあげている人は多くはない。ブログをしているプロのライターはいるが、あくまでも雑誌の連載や公演、本の執筆などで収益をあげている。

それにネットにおける良い記事とは、今まで雑誌で求められるような綺麗な文章を言うわけではない。鋭い視点や個性的な文章、需要があるのに情報が不足している分野など、読者の好みは違うし、ブログの読者をファンにすることで自分の記事を好んでくれる読者を育てる事も出来る。

流行る前にそれを提供する先駆者になるのも良いだろう。

ネットという多数のライターがいる中ではいくら週刊誌のライターのように綺麗な文章を書いても評価されない可能性の方が高い。中には有料の紙面で記事を書くことでしか評価されない人物もいるだろう。

とにかく、ネットという世界においては、素人でも入り込める余地は十分にあるのだ。

 

ブログで雑誌からのトラフィックを獲得するために

スポーツ誌や趣味などの扱う雑誌は内容が統一されているので分かり易いが、週刊誌の場合は一見見にくい部分もある。簡単に言えば 週刊誌はアングラな内容やゴシップ、ニュースの考察など、細かいテーマの上に更に大きなカテゴリー分けがあると言えるだろう。ブログがこうした週刊誌の役割を果たそうと思うなら、基本的にはブログのテーマを決めてからこうしたカテゴリーを当てはめるべきだ。

 

例えば、自分の場合、まずは「タイ」「アフィリエイト・ブログ」とテーマ(キーワード)を決めてから、「タイ」というテーマに関して、週刊誌で言うアングラな内容やゴシップ、ニュース等からどれをカテゴライズにするかを考えた。結果として、以前から見ている読者は気づいていると思うが、こうしたカテゴライズの中ではアングラだったり、日本でもニュースとなった話題をこのブログの記事に混ぜるようにしている。

タイというテーマは当たり前の話として、誰もが興味があるテーマではない。しかし、自分のブログでは週刊誌から流れて来た読者にも合うような風俗を含めたアダルトな内容だったり事件、貧困、治安・犯罪といったアングラなトピックに話題のニュースを混ぜることでタイ自体にも興味が沸くような記事にしているわけである。

 

こうした明確な運営方針にしてからリピーターも増え、読者数を予測する1つの基準にもなるfeedyの購読者数も2016年1月1日現在615人まで増加している。これはタイのカテゴリーでは、ブログだけでなくウェブサイトを含めて1番にランク付けされる。

Feedly thai rank
feedyの購読者数

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フィードの購読ボタン。スマホでのブログ購読に便利。

 

サイト開設日からの増加率は最も多いサイトとなっている。

 

ブログが広告収入を奪えるメディア

ブログには様々な集客方法があり、時代の変化に沿ったトラフィックを増やす方法としては、既存のメディアからの需要を取り込むという方法がある。ブログの場合はそれが各種雑誌の需要という事だ。

あくまで戦略の1つであるが、雑誌の役割、提供する広範囲の大きなカテゴリーを当てはめ、ブログで提供する事でこうした需要を取り込む事を目指してみてはいかがだろうか?

 

ブログ以外のライター業に興味のある人は下記記事を参考に。

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1 個のコメント

  • とても興味深い内容でした。

    ただ、余白や行間を取りすぎて非常に読みにくかったです。
    一度見直しみててはいかがでしょうか。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    付利意雷布亜(フリーライファー)

    東南アジアを中心に、1年のほとんどを旅行しながら生活している海外旅行のエキスパートです。このブログでは旅行者の視点から、旅行者向けに、タイや周辺国のお役立ち情報とフリーター経験をもとにしたアルバイター向けの情報も掲載しています。