タイの物価と1ヶ月の生活費の目安。タイ移住における予算ごとの生活予想も述べていく

タイ 物価
バンコク・タニヤ通り

 

タイの物価は、物価の高い首都バンコクと他の地方都市では大きく異る。特に、住居費(家賃)と夜遊び代の差が大きい。

シンガポールや香港といった都市国家、物価の安いアジアでも首都やリゾート地は外資が多数入り込んでおり、物価もグローバルな水準となっている。つまり、外国人の多い首都やリゾート地は外国人にとって過ごしやすくなっているが、他の地方に比べると物価は高い。

タイも例外ではなく、バンコクとプーケット、パタヤの市街地は他の都市より高い。バンコクにかんしては日本で生活するのとほぼ変わらないという人もいる。

タイと日本のどの都市と比べるかによっても大きく違いが出てくるのだ。

従って、今回はわかりやすいように、住居費(家賃)と風俗・夜遊び代の物価差は東京とバンコク、それ以外を日本とタイで比較して述べている。

大体の目安になるが、下記のようになるかと思う。

▶ 家賃
バンコクは東京の2分の1。バンコクは郊外と中心地の価格差が東京よりも大きい。

▶ 食費
タイは日本の2分の1。殆どを外食で済ませたと仮定。タイ米は安いが、自炊ではあまりお得感が無い。

▶ 光熱費・通信費
タイは日本の2分の1。寒い時期がタイには無いので、1年平均で見れば電気代は安く済む(冷房よりも暖房の方が電気代が上がるため)。通信費は携帯料金の差が大きかったが、最近は日本も格安SIMが普及しているので、人によってはほとんど変わらないという人もいる。

▶ 交通費
タイは日本の3分の1。都市交通だけでなく、タクシーや長距離バス等も日本に比べ安い。

▶ 風俗、夜遊び代(娯楽費)
バンコクは東京の2分の1。マッサージ、エステは3分の1

 

また、最近円高が進み、為替レートも2013~2016年7月31日現在までの期間で見れば円高水準にある。現在は一時期に比べ、2、3割円高になっているため、その分タイの物価が安くなっている。

それぞれ下記で詳しく説明していく。

 

タイの物価。日本との物価比較

*以下であげるバーツに対する日本円は2016年7月31日のレート(1バーツ=2.93)を参考にしている。

家賃

pattaya Serviced Apartments
パタヤのゲストハウス街。パタヤには至る所にレント(RENT)の文字がある。

 

まず東京の家賃相場について話すと、築10年以内で一人暮らし用の1K(20平方メートルぐらい)で7万円程度、23区の場合は約8万円とのことだ。バンコクも地区によって値段は異なるが、東京と比べた場合は大体3分の1から2分の1程度である。

バンコクでも安いところでは満足にお湯が出ないといった家もあるが、繁華街を避け、郊外に出れば、月3万円程度で日本人でも住める一人暮らし用の家を借りる事が出来るかと思う。

bangkok price rent 1
The Serenade

26平米の家具付きの部屋で8000-85000バーツ(日本円で2.3~2.5万円)。無料WiFi付や防犯カメラの付いたアパートである。バーンチャーク駅(Bang Chak)まで徒歩1分。バンコクの中心部とも言えるアソーク駅まではBTS(バンコク・スカイトレイン)で10分ちょっとの位置にある。

 

ただ、タイでは日本と違い、一人暮らし用の物件は少ないので、月6万円ぐらいの物件に2人でシェアする方がセキュリティ的にも、住む場所の幅が広がるという意味でもオススメだ。

bangkok price rent 2
PP Plus Mansion Sukhumvit71

65平米の寝室が2つ、家具付きの部屋で22000-25000バーツ(日本円で6.5~7.3万円)。無料WiFi付や防犯カメラにセキュリティ(護衛)も常駐し、プールやフィトネスジムも入っている。

 

女性の場合は、一人で安い家賃の家には住まず、複数人でシェアしている事が多い。田舎から出て来たタイ人女性は複数人で住むのが一般的だ。

 

BTSやMRTの通っていないバンコク郊外なら6000バーツ(1.8万円)程度でも綺麗な部屋を借りる事が出来る。


タイバンコクで家賃2万円の家借りてみた!(バンコクだが場所詳細は不明。値段は当時のレートで約2.5万円とのこと)

 

郊外であってもタクシーはもちろん、バスやソンテウ、モタサイ等の移動手段はある。通う場所にもよるが、そこまで不便ではないはずだ。

Bangkok rent Don Muang Airport around
バンコクの郊外・ドンムアン空港周辺エリア。月5000バーツ(約1.5万円)程度でそこそこ良い物件もある。

 

アパート等を含めればとことん家賃を抑える事も出来るが、BTS沿線でジムやプール等が付いて、そこそこ広いコンドミニアム(マンション)が最もコストパフォマンスも高くサービスの点でもお得感があるかと思う。

 

ちなみに、日本人向けのサービスアパートメントとして日本語対応できるような不動産仲介業者を通すと、上記のようなアパートでも少々割増しの価格になる。ただ、現地の業者となれば最低限英語でのコミュニケーションが必須になるし、トラブルが起こった際に面倒なので、心配なら日本人のいる日系不動産を利用しても良いかと思う。

sukhumvit soi 33.1 The Realtor
スクンビットソイ33/1にある日系不動産屋。

 

食費

rice Noodle pattaya
ライスヌードル 50バーツ(約180円)。小腹を満たすのには丁度良い量である。

 

タイは周辺国に比べても食事のレベルは高く、これがポイントで移住を決める人も多い。また、タイでは外食が一般的で自炊する家庭は日本より少ない。

日本では毎日外食していれば、食費が月10万円を越えると思うが、タイではもう少し抑える事が出来るかと思う。日本のレストランでは1人2000、3000円、居酒屋に行けば5000円以上も珍しくないが、タイでは1人1000バーツ(約2900円)を越える事が殆どない。

もちろん日系の居酒屋に行けば日本とも変わらない、もしくはそれ以上の価格になるが、意識して節約すれば1食200~300バーツに収める事は難しくない。

 

とことん節約するなら自炊もありだが、コンビニの弁当でも100バーツ(約290円)もあればそこそこお腹は膨れるかと思う。

thai Seven Eleven lunch
種類も豊富なセブンイレブンの冷凍弁当。35-55バーツ(約100-160円)

 

屋台も安くて、美味しい料理が揃っている。

Bangkok food chicken rice
屋台のカオマンガイ、チキンミックス70バーツ(約200円)

 

Bangkok food japanese stalls
日本人が日本食を提供している屋台街の店もバンコクにはある。1品100バーツ~(290円~)

 

タイ料理が合う合わないもあるので一概には言えないが、日本にいる時と同様の生活、自炊と外食を混ぜている人はそれをタイでも実践するなら、大体2分の1ぐらいになるかと思う。

 

外国人向けのレストランとなると、少なくとも200バーツ(約590円)はかかるが、それでも日本では倍の1500円はするレベルである。

レストラン「SANTA FE STEAK Terminal 21」

Terminal21 KT restaurant
バンコクの中心地アソークにあるレストラン「サンタフェ」はステーキセットに+αしても300バーツ(約880円)程度。味も良く、日本で食べたらは恐らく2000円弱はするはずだ。

 

Terminal21 KT restaurant Receipt
アソークのターミナル21にある優良店。味も悪くなく、タイ料理だけだと飽きるので長期滞在者にはおすすめ。

 

kfc in bangkok menu

kfc in bangkok
KFCのランチボックス 135バーツ(約400円)

 

外食だけで過ごしても、それなりに節約できる環境がタイにはあるので、外食の割合が多くなる人もいる。

また、長期で滞在するとどうしても日本食などが食べたくなるだろう。日本にはワンコイン(500円)程度で食べれる牛丼屋、ラーメンチェーン店が多い。こういった価格で美味しい食事にありつける環境は海外にいると羨ましく思うのも確かだ。

割合にもよるが、日本食が多くなると食費は日本とあまり変わらないぐらい高くなってしまうだろう。

bangkok food tsukemen
バンコクで食べたつけ麺は280バーツ(約820円)。日本食もクオリティを求めると、日本と同じかそれ以上の価格になることが多いと思う。

 

その他、日本でも有名なチェーン店や飲み物、お菓子のバンコクにおける値段を紹介すると

スターバックス

Bangkok Starbucks

カフェラテ 90バーツ(約260円)
アイスカフェラテ 105バーツ(約310円)

 

ビール各種、アルコール飲料(コンビニでの価格)

Bangkok Beer price

シンハービール 39バーツ(約110円)
レオビール 39バーツ(約110円)
アサヒスーパードライ 330ml 49バーツ(約140円)
チャングビール 320ml 37バーツ(約110円)
スミノフ各種 275ml  56バーツ(約160円)

 

マクドナルド

Bangkok McDonald's price

ビッグマック(単品)
112バーツ(約330円)

 

タバコ
赤マル(マルボロ・フィルターシガレッツ) 120バーツ(約350円)

 

Bangkok Thai rice price

タイ米5kgで100バーツ(約290円)

 

フルーツ

Bangkok Thai fruits price

スーパーのフルーツは屋台で買うよりも安い。

フルーツセット 39バーツ(≒110円)
カットマンゴー(丸ごと1個) 89バーツ(≒260円)

 

お菓子(コンビニでの価格)

Bangkok sweets

ポッキー各種 1箱18バーツ(約50円)、2箱30バーツ(約90円)
コアラのマーチ 20バーツ(約60円)

 

Bangkok Mineral water

ミネラルウォーター 600ml 7バーツ~(20円~)

 

Bangkok Energy Drink

レッドブル瓶(145ml) 10バーツ(約30円)
レッドブル缶 60バーツ(約180円)

 

日本食の具材や調味料(日本からの輸入品)
Bangkok Japanese food material price

日本からの輸入品もバンコクでは数多く売られているが値段は日本の2倍ぐらい高くなっている。

 

当たり前の話として、観光客が多い場所にあるレストランでは値段は割増になる。節約したいなら、ローカルなお店や自炊も必要になるだろう。

 

光熱費・通信費

Centre Point Silom Hotel bangkok kitchen

水道代はかなり安く、1人暮らしなら月200バーツ(約590円)もいかない。月わずか数百円で済む人も多い。ただし、水道水をそのまま飲むことは出来ないため、飲料水は別で買うかウォーターサーバを用意しなければならない。ウォーターサーバーなどを入れれば別途月に1000円程度はかかる。

 

バンコクは年の平均気温が30℃を越えるため、冷房は常に必要とされる。冷房は暖房よりも電気代はかからないが、1日中付けていれば月2000バーツ(約5900円)を越える事もあるので、基本的には日本に比べて少し安いぐらいだと思った方が良いだろう。

 

携帯本体は別途買う必要があるが、月々の通話料は安く、3Gネット回線を使えるキャリアと契約しても800バーツ(2350円)程度である。ただ、日本でもMVNOの格安SIMを使えばそれなりに安く済ませる事が出来るので、携帯代にかんしてはあまり変わらない人もいるかもしれない。

dtac-Charge-plan
通信事業者dtacの携帯プラン。12GBまで使えて、799バーツ。実際は50バーツの事務手数料もかかるので、849バーツ(約2490円)。インターネットを回線を通さなくても、テザリングを使えば1日あたり約83円で1ヶ月のインターネット環境を構築する事も出来るだろう。

ただ、ネット回線も日本ほど安定していないので、日本の回線に慣れているとストレスになる部分もあるかと思う。ネット回線を家に引いたとして、ADSLであれば500バーツ(≒1470円)程度。

 

今までの日本は携帯料金が非常に高かったが、最近は格安SIMも出て来ているのでタイとも大きな違いは無くなっているように思える。

光熱費・通信費全体で見れば、日本の2分の1ぐらいになるかと思う。

 

交通費

バンコクは都市交通としてBTS(バンコクスカイトレイン)とMRT(地下鉄)がある。この2つを使えばバンコクの主要なエリアに行く事が出来る。

Bangkok BTS price
BTSは15~52バーツ(約44~153円)

 

Bangkok MRT price
MRT(地下鉄)は16~42バーツ(約47~123円)。

BTSとMRTは5分おきに出ているため、到着時間が大幅にズレる事はない。非常に便利な乗り物である。

 

バンコクはバスの路線も充実している。バスはより現地タイ人向けの乗り物となっており、値段も安い。

Bangkok Bus price
エアコン付きバス。初乗り13バーツ(約38円)、最高25バーツ(約73円)。

 

Bangkok Bus price pink
白、ピンクバスは一律8バーツ(約23円)。

 

BTSとMRTも動いていない深夜やちょっとした距離の移動だと、タクシーやモタサイと呼ばれるバイクタクシーを利用する事になるだろう。

深夜だと近場でも80~100バーツ(約235~293円)取られる事があるが、バンコク市内であれば高くとも400バーツ(約1174円)程度である。

Bangkok individual taxi price
黄色と緑の2色は個人タクシー。

 

タクシー初乗り:35バーツ(約103円)
モタサイ(バイクタクシー):交渉制。短距離なら10バーツ(約29円)。多少距離があっても50バーツ(約147円)程度

 

近年は何度か5%程度の値上げをしているが、まだバンコクの交通費は日本と比べても安いと言える。

頻繁にタクシー等を使う生活さえしなければ、アクティブに活動しても、交通費が生活を圧迫する事はないだろう。

North-Pattaya-bus-station
パタヤからバンコクへの長距離バス。120バーツ(352円)程度。

 

交通費について、タイの都市でもバンコクが一番高くつくと思われがちではあるが、BTSや地下鉄などの公共交通機関が発達しているおかげで、バイタク(バイクタクシー)やタクシー等を頻繁に使わなければならない地方よりも安く出来る。BTSは地下鉄に並ぶバンコクの主要な移動手段で、初乗りで15バーツ(約44円)、これが端から端まで移動しても52バーツ(約153円)。

地下鉄は東京でもそこまで高くないので、電車に関しては3分の1ぐらいだろう。

 

バスもバンコクからパタヤなど、比較的長距離でも120バーツ程度(約352円)で行けるし、市内の移動なら大体は30バーツ(88円)で収まる。

タクシー代については日本は非常に高いため、こちらについては10倍程度の開きはあるだろう。

バンコクからパタヤへの旅行等、月に数回別の都市へ行くと考え大目に見たとしても日本の大体3分の1ぐらいが目安になるかと思う。移動費はタイの方が明確に安いと実感できるはずだ。

thailand prices gasoline
ガソリン代は22~29バーツ(約64~85円)。タイにもレギュラー、ハイオクといった違いがある。日本の2分の1から3分の2程度。

 

風俗、夜遊び(娯楽費)

夜遊びを含めた娯楽にかかる費用も年々上がっては来ているが、それでも日本よりは安い。

スカイバーやルーフトップバーと呼ばれるような高層ビルの屋上にあるバーでも1人1000バーツ(約2930円)から楽しむ事が出来る。お酒や料理の量にもよるので一概には言えないが、日本よりは費用もかからないだろう。

Banyan Tree Bangkok latitude-lounge-and-bar (2)
バンヤンツリー・バンコクの52階にあるラティチュード・ラウンジ&バー

 

ディスコも外国人価格となり現地人よりも高めの値段を請求される店はあるがそれでも程度である。
Hollywood pattaya
バンコクの有名ディスコだと入場料で800バーツ(約2350円)程度取られる事も。

 

マッサージパーラーと呼ばれる日本で言えばソープのような風俗も1万円出せば外れを引く事なく楽しむ事が出来る。

バンコクのおすすめMP(マッサージパーラー)を5つ紹介したいと思う | バンコク・ダーク・ナイト
タイのマッサージパーラー(MP)は日本で言うとソープランドのようなサービス形態のお店である。日本との大きな違いを2つあげると▶ 本番行為が通常オプションに含まれる▶ 実際に女性を見て選ぶことが出来る。...

他にもゴーゴーバーは見るだけならドリンク1杯500円程度だ。

 

ただ、娯楽費は日本よりも安いとはいえ、きちんとコントロールしないと出費額としては大きくなる可能性もある。他の費用でも言える事であるが、物価の観点で言えば安くとも、頻繁に利用すれば、合計額としては当然大きくなる。

 

バービア、カラオケ

タニヤ Thaniya street karaoke girls
タニヤのカラオケガール

 

タイの風俗、夜遊び全般の情報に関しては下記記事を参考に。

super baby go go pattayaタイの風俗と夜遊びは多様性・自由度がすごい
パタヤのゴーゴーバー 今回はタイに関する情報のうち、特に風俗や夜遊びに興味がある人向けにまとめた記事になる。分類が難しい部分もあるが、まずはタイにある風俗、夜遊びに分類されるようなサービスをそ...

 

タイでキャバクラのようなものに該当するものといえばバービアやカラオケになる。バンコクのタニヤにあるカラオケになると、セット料金に加えてレディースドリンクをおごれば1時間1200バーツ(約3520円)ぐらいはかかるが、日本よりは安いだろう。

バービアはビール1杯で100バーツ(約294円)程度、もちろん店や都市にも寄る。女の子におごりすぎなければ、バンコクでも1店舗1000バーツ(約2940円)もあれば十分に楽しめると思う。

 

ゴーゴーバー、マッサージパーラー

Bangkok Soi Cowboy gogobar downtown
ソイカウボーイ

 

タイの夜遊び、風俗で人気なものと言えば、ゴーゴーバーとマッサージパーラー(MP)になるだろう。

 

日本の風俗で一般的なヘルスに該当するものといえば、タイのマッサージパーラー(MP)になる。マッサージパーラーでそこそこ評判の良い店では2500バーツ(7340円)程度。チップを払れば3000バーツ(8800円)程度はかかる。

3000バーツも払えばかなりの美女もいるし、日本の2分の1以下にはなると思う。

Pattaya Massage parlor honey2 night
パタヤのマッサージパーラー「ハニー2」

ゴーゴーバーで損しない遊び方からシステムまで、タイ初心者向けに紹介しようと思う
ゴーゴーバーとはタイやフィリピンで主に営業されているバーのことを言う。ゴーゴーバーの多いアジアの都市というと、タイではバンコク、パタヤ、プーケット、フィリピンではマニラやアンヘレスがあげられる。

 

地方に行けばそれこそ3000円とかそのぐらいでデキる場所も出てくるので、日本の額と比べるのは難しい。ただ、最近はそれでも値段は上がる一方で、毎年ちょっとずつ日本の金額に近づいているように思える。日本と同じレベルになってしまったらお得感がないので行く人が減り、価格の上昇も抑えられると思うが、夜遊び代については真っ先に物価変動を受ける部分だ。

移住するにしても予算を毎年増やしていかないと、タイでの娯楽もどんどん限定されてしまうという危機感は持った方が良いかもしれない。

 

タイにおける1ヶ月の生活費

以上を踏まえた上でそのまとめを述べていきたいと思う。設定としては、自分のような30代の独身男性がバンコクの郊外でストレス無く一人で暮らした場合で考えてみる。具体的には、日本での月の出費が20万ぐらいの平均的な独身男性がタイで暮らした時にかかる費用である。

基準としては

▶ 住居費(家賃) 5万円
▶ 食費 6万円
▶ 光熱費・通信費 1万円
▶ 交通費 1万円
▶ その他 +α

計 13万円+α

ぐらいになるかと思う。

人や住む場所によって、この額から更に安くする事が出来るし、高くなる事もあるかと思う。下記で詳しく説明していきたいと思う。

 

家賃

家賃はバンコク郊外に設定したので、5万円ぐらいはかかるが、ホテルのような各種サービスや必要な家具一式が付いた状態でそれなりの物件に住むことが出来る。地方へ行けば更に安くて豪華だ。

バンコク中心部でなければそれ以上に良い物件に住めるので、家賃を節約したい長期滞在希望者は地方で月3万円でも十分かと思う。

 

食費

1日600バーツ(約1760円)を目安にすれば、意識して節約しなくともこの範囲に抑える事は難しく無いかと思う。

朝100バーツ、昼200バーツ、夜300バーツで1日600バーツに設定しても、月6万円ならまだ余るので、ほぼ好きな物を食べる事が出来るはずだ。節約を意識した自炊も必要ないだろう。

ただし、あくまで一人で過ごした分を考えているので、デートなど交際費でかかった+α分は別途下記で考えている。

 

光熱費・通信費

光熱費・通信費は1万円。

こちらに関しては多少の誤差はあるかもしれないが、月によって大きく違いが出る事はないだろう。電気代を抑えるために、エアコンは使い過ぎないようにしたい。

 

交通費

交通費は1万円。

1日100バーツ(約365円)を目安に、バンコクではBTSや地下鉄で移動できる範囲で済ませよう。歩ける距離はタクシー等使わず、節約のために歩く必要は出てくるかもしれない。

アクティブに旅行へ行ったり、タクシーを頻繁に利用する人はもう少し多目に見た方が良いだろう。

 

その他

以上のように、タイでのんびりと一人で過ごす分には月13万円あればある程度快適に過ごせる。ただ、問題はその他の費用である。ここには、タイに長期滞在すればかかってくる交際費、夜遊び・風俗代、保険代、ビザ代や語学学校費用等が当てはまる。これらによる出費、特に交際費、夜遊び代は人によるため一概には言えない部分も多い。

 

まずは交際費。

自分の経験上、彼女と1日過ごせば少なくとも1000バーツ(約2930円)は上乗せされる。

1ヶ月の3分の1を彼女と過ごすとなれば、

1000✕10=10000バーツ(約29300円)

29300円が更にかかることは覚悟しなければならない。食事はこちら持ちだし、移動はタクシー、誕生日などプレゼントが必要になれば更に上乗せされるだろう。

加えて、同棲などを考えれば、家ももっと良い場所を選ぶ必要が出て来る。トータルで見れば彼女・彼氏を作る事で出費が2倍以上になってもおかしくないかと思う。もちろん、金持ちのお坊ちゃん、お嬢ちゃんを捕まえた人なら全て負担してもらえるが、これは例外だろう。

 

夜遊び・風俗代も月の回数は制限しないと常に誘惑に晒されるタイでは非常に危険である。

仮に3日に1回ゴーゴーバーやマッサージパーラー(MP)へ行き、最後まで遊ぶと考えれば、ゴーゴーバーで4000から5000バーツ(お酒+ショートタイムの合計料金)、MPで3000バーツはかかる。

月にゴーゴーバーが5回、MPも5回行くとすると、

4500✕5=22500バーツ(約66000円)

3000✕5=15000バーツ(約44000円)

計11万円が更にかかってくる。

nana plaza boy

ナナプラザのゴーゴーバーのボーイ

 

月の3分の1を恋人と過ごすなら最低でも+3万円、同棲を考えるなら出費は倍以上。月の3分の1夜遊びするとなると、更に+11万円が必要になる。

旅行などを含め頻繁に遊びに行きたいと思っている人は、男性に限らず女性でも、月25万円ぐらいは最低でも必要になってくるだろう。衣服代、ビザや語学学校費用等、その他の費用を換算すると月30万円の出費は見ておいた方が良いかもしれない。

 

タイ移住における予算ごとの生活

タイの生活費を月30万円、10万円、5万円と見積もった場合、どのようになるか?

それぞれのシュミレーションをしたいと思う。

月30万円で過ごす

恋人を作って一緒に暮らしたり、3日に1回ぐらいの夜遊びしても月30万円と考えれば、それこそ日本での30万円の生活とは比べ物にならないほど快適になるだろう。

Songkran Thailand
ソンクラーンイベント時のタイガール

 

バンコクでも快適に過ごすことは可能だし、日本での月30万円生活よりもコストパフォマンスは高くなる。タイ移住を検討している人は月30万円ぐらいを目安にするのが理想かと思う。

もちろん、これはある程度お金をコントロール出来る人に限る。貯金がある状態で、出費がコントロール出来ないとなると、出費は増えていく一方になるので注意が必要だ。

また、嫉妬深いタイ人の彼氏、彼女を持ちながら夜遊びすることは別の意味でのリスクも伴うので、恋人を作るなら一切の夜遊びを絶つ事も覚悟しなければならないだろう。

 

月10万円で過ごす

(EXPLORED) Chiang Mai
チェンマイの街並み

 

「自分は夜遊びはしない!」「人生に疲れたからただ単にタイでのんびりしたいだけ!」

そういう人なら月10万円でも生活できるので、月10万円の収入がある状態か、10万円✕滞在月数の貯金が必要である。自分も東南アジアを放浪時は半年間月10万円程度で生活した。地方都市チェンマイでは月10万円以下で暮らしている日本人も多い。

 

ただ、日常生活でも意識して節約しなければならない部分は出て来るし、誘惑の多いタイでは余裕があるとお金を使ってしまうだろう。コミュニケーションの他にストレスになる部分も出て来てしまう可能性がある。

従って、生活費を抑えるため「だけ」にタイへ移住するのはあまりおすすめ出来ない。月10万円ぐらいを目安に考えている人が一番移住におけるモチベーションが必要になるかもしれない。

タイの地方へ行けば難しくもないが、月10万円で暮らそうと思うなら、何か目的を持った方が良いだろう。

タイと日本で可能な月10万円の生活を紹介していこう - 踊るバイエイターの敗者復活戦
Bangkok,Thailand | Flickr - Photo Sharing! 目次 一ヶ月10万円生活 日本での一ヶ月生活費 タイでの一ヶ月生活費 家賃 食費 光熱水道代+通信費 その他費用とまとめ 10万円生活まとめ 補足 最近は「バンコク...

 

月5万円で過ごす

woman Backpacker in thailand

「夜遊びなんて興味ない!」「サバイバルには自信もあるし、食事もローカルで我慢し節約生活で過ごす!」

家賃や食費を更に抑えることは出来るなら、月5万円の生活も可能ではある。家賃に関して言えば、バンコクでも月1万円以下の物件に住んでいる人は山ほどいるし、地方へ行けばそれなりのアパートでも1万円で借りることは難しくない。

ただ、食事でタイ料理を食べ続けるのは結構辛く、長期滞在すれば洋食、和食も食べたくなるだろう。この辺も我慢できる自信があるなら、月5万円の生活も可能だ。

 

ちなみに、月5万円となると、タイ人(都市部)の平均よりも若干良い暮らしが出来るレベルである。保証がないと様々なリスクを伴うが、情報を発信しながら生活し、月5万円で日本を飛び出すのも悪く無いかもしれない。

月10万円で移住すると意気込んでいる人よりも、月5万円の心構えで移住した人の方が、モチベーションが高いからか、長く続けている人が多いような気がする。

 

以上タイの物価目安と、タイ移住における3つの予算のシュミレーションをしてみた。

今回述べた事は2016年7月31日現時点での情報となる。

タイの物価は毎年上昇しており、また、それ以上に為替による変動も大きい。実際2013年1月~2016年7月で見ると、1バーツ=2.84~3.70まで2、3割程度の違いも出ている。つまり、月10万円で考えても±2.5万円程度の差は出る可能性があるのだ。この点はきちんと留意し、長期での滞在を計画する場合は、一部通貨をアメリカドルにするなど為替リスクの分散も必要となるだろう。

 

2016年におけるバンコクの物価

2016年におけるバンコクに特化した詳しい物価を知りたい人は下記記事を参考に。

Bangkok Thanon Ratchadamrバンコクにおける物価の安さでの移住を考える。2016年のバンコク物価表
バンコクの主要通りの1つ「ラチャダムリ通り」 近年タイは海外移住ランキングでもマレーシアを抜いて1位としているデータも出て来ており、注目を集める事が多くなっている。移住したい人が一番気になるで...


Thaniya Rd

3 件のコメント

  • 経済成長とともに、物価は上がってきますね。
    バンコク⇒チェンマイ⇒イサーン⇒農村と追われて、最後はカンボジアかな?
    結婚すると夜遊びできないので、自動的にコスパが良くなる。
    ※タイ女性は嫉妬深く、浮気するとチ●コ切られるらしい・・・

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    付利意雷布亜(フリーライファー)

    東南アジアを中心に、1年のほとんどを旅行しながら生活している海外旅行のエキスパートです。このブログでは旅行者の視点から、旅行者向けに、タイや周辺国のお役立ち情報とフリーター経験をもとにしたアルバイター向けの情報も掲載しています。