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パンティップ・プラザ(Pantip Plaza)
パンティップ・プラザは、バンコクのペッチャブリー通りにあるショッピングモール型の電気街である。PCとその周辺機器、スマートフォンにスマートフォン関連の商品の他、最近では防犯カメラを扱っている店が多い。
日本のようにフロアごとに扱う商品を分けてはおらず、購入目的の商品を探すにあたっては下の階から順に見ていく必要がある。テナントは客の多い下の階から埋まっており、上の階に行くほど人もお店も少なくなる。
日本のようにフロア毎に扱う商品を限定してくれると、回り易いのに。
同じペッチャブリー通りに沿いにはプラチナム・ファッションモールもあり、両者は場所的にも近い事から、プラチナム・ファッションモールと合わせて観光で寄る人も多い。
通りを挟んで反対側にはプラトゥーナム市場もある。
ちなみに、同じ名前のPantip.com(パンティップ・ドット・コム)はタイの掲示板、日本で言うところの2ちゃんねる(ただし、2ちゃんねるよりも2年早く開設されている)に相当する。
タイ言語におけるサイトのうちアクセス数でTOP10に入る巨大サイトである。日本のアニメ、アダルト、アイドルなどのエンターテイメントや日本旅行に関する話題も多い。
スマホ(SIMフリー携帯)とスマホ関連商品
タイでSIMフリーのスマホをどこで買えば良いか迷う人もいるかと思うが、バンコクではMBKセンター(マーブンクロンセンター)かここパンティップ・プラザになる。SIMフリー携帯は格安SIMが日本でも流行っているにも関わらず日本ではほとんど流通していないので、海外で買う必要がある。
必ずしもここの商品方が安いわけではないが、価格交渉次第では日本にいる時よりも安く買える事が多い。買う機種は予め決めておき、市場での値段もAmazon等でチェックしておいた方が良いだろう。
サムスンのギャラクシーが多い。タイではギャラクシーが人気だ。
タイでの携帯の使い方に関してはタイで携帯電話を安く使う方法の記事も参考に。
タッチペンやスマホケースなどのスマホ関連アクセサリー店も多い。
敷地面積が大きいせいかMBKセンターの方が数が揃っているように見えるが、パンティップ・プラザも数では負けていない。加えて、MBKセンターと違い、パンティップ・プラザの方は扱う商品が電化製品と限られているため店を回るのも容易である。
パソコンとその周辺機器
パソコン関連商品のお店も多く、ノートパソコンは3000バーツ(約1万円)からハイスペックのもので40000バーツ(約14.6万円)ぐらいまでいろいろ置いてある。
防犯カメラ
富裕層が増えて防犯意識が高まっているのか、防犯カメラを扱う店がいくつかあった。PCやスマホの需要に比べると少ないようにも思えるが、あそこまで店があるという事は売れるという事だろう。
その他パンティップ情報
価格は同じものであれば日本とそこまで変わらない。当たり前の話ではあるが、日本製であれば日本で買う方が安い。
ただ、日本では数千円するスマホケースなどアクセサリー関係はタイの方が安い(単に日本がボッタクってるだけかと思うが)。
ブルーカップコーヒー(Blue Cup Coffee)
最近日本では、コーヒー界の「Apple」とも呼ばれているアメリカで大人気の「ブルーボトルコーヒー」が東京の清澄白河にオープンしたが、タイはそれとは違うブルー「カップ」コーヒー。
ケーキなどデザートによるプロモーションで有名なタイのレストラン「S&P」が経営するカフェ・レストランである。
日本語付のメニューに日本食のようなラインナップもあり、値段もそこそこお手頃なので自分も結構好きである。パンティップ・プラザの1階に入居している。
アジアン料理から洋食まで様々な料理が揃っている。おすすめのカフェ・レストランである。
店舗の場所などの情報は下記リンクを参考に。
パンティップ・プラザの場所・行き方
(右上の枠の記号(Full Screen)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。地図は右上の記号から保存や各種SNS等での共有も出来ます。)
上の地図で黄緑色のチェックがパンティップ・プラザの場所。プラチナム・ファッションモールに近く、BTS(バンコク・スカイトレイン)や地下鉄からは少し離れた位置にある。
水色のラインで囲まれた部分がプラトゥーナム市場、青色のラインで囲まれた部分がプラチナム・ファッションモールになる。
行き方としては、BTSサイアム駅とチットロム駅の間を通るラーチャダムリ通り(下記地図上ではオレンジのルート)を北上するルートとBTSラチャテーウィー駅からペッチャブリー通りへ入り東へと直進するルート(下記地図上では緑のルート)の2つがある。
オレンジの矢印:BTSサイアム駅とチットロム駅の間を通るラーチャダムリ通りを北上するルート
緑の矢印:BTSラチャテーウィー駅からペッチャブリー通りへ入り東へと直進するルート
徒歩で行くなら、おすすめは緑のルート。こちらの方が人が少ないし道幅も広い(人がいないから広く感じるだけかも)。
BTSラチャテーウィー駅を降りたら、北上しペッチャブリー通りにぶつかったら右(東)へと進んでいく。
ペッチャブリー通り。右に見えるマンションはバンコクBTSラチャテーウィー駅周辺エリアの記事でも紹介した「バーン・クランクルン・サイアム-パトゥムワン」。
真っ直ぐ進むと道路の向かい側に「SHIBUYA GLOW」という建物が見えてくる。
ラーチャダムリ通りよりもスッキリしているので、進みやすい。
渋谷19より少し手前に「IT CITY」と書かれた看板が見えてくる。ここがパンティップ・プラザである。
パンティップ・プラザ周辺ホテル
パンティップ・プラザ周辺ホテル(クリックでホテルページへ飛ぶ)
パンティップ・プラザ周辺は1泊5000円前後のホテルが多いが、1000円台でも泊まることが出来るホテルもいくつかある。
上記ホテルはオープンしたばかりの綺麗なドミトリーのホテルである。
パンティップ・プラザ周辺はプラトゥーナム市場にも近く各国から貿易商が訪れる。SIMフリー携帯等は中東系の人が安く買って本国で転売している人も多いようだ。日本人でSIMフリー携帯を転売して生計を立てている人もいるだろう。
このエリアは徒歩だと、最寄り駅まで10分以上かかるが、タクシーやバイタクを使えばサイアムを始めとした中心地にも気軽に出る事が出来る。エアポート・リンクの駅までも近いため、空港へのアクセスも悪くないので滞在場所としてもおすすめである。
バイヨークスカイ・ホテル
プラトゥーナムエリアで一番有名なホテルと言えばバイヨークスカイ・ホテルだろう。
最寄り駅であるエアポートリンクのラチャプラロップ駅からの写真。
バイヨークスカイ・ホテルは、高さ304mの85階建てバイヨーク・タワーIIに入居するホテルである。バイヨーク・タワーIIはタイで一番の高層ビルで17階より上がホテル用のフロアになっており、75階より上はレストランやバー、展望台等がある。
バンコク市内からなら比較的遠くからでもこのビルを見ることが出来、バンコク市民なら誰もが知っているホテルだ。
ベッドルーム。大きな窓からの眺めや広々としたワンルームという間取り的にも自分が好きなホテルである。
ラチャプラロップ通りのプラトゥーナム地区の中心にあり、すぐ近くにプラトゥーナム市場がある。パンティップ・プラザにもアクセスは容易である。
タイ一の高層ホテルであるが値段は割りとお手頃になっており、学生でも泊まれなくない価格である。宿泊費は時期により大きく異なる。正確な料金は下記のリンク先で日付を入れてチェックして欲しい。
宿泊レポートに関してはバイヨークスカイ・ホテル。バンコクで一番の高層ビルにあるホテルに泊まってみたの記事を参考に。
タイ観光スポットとしても注目
最近日本でも格安の携帯プランMVNOが広まりつつあり、それに伴いSIMフリーのスマホ需要も増えている。こうした格安SIMを少ない初期投資で使うために、少し前の安いスマホ機種が注目されているが、SIMフリーのスマホが日本ではほとんど流通していないのが現状である。
また、日本ではテレビを持っていない人も携帯のワンセグを理由にNHK料が徴収される。従って、敢えてこうしたワンセグの搭載されていない最新機を求めて海外でスマホを買いに行く人も多い。
人気旅行先でもあるタイは観光ついでにスマホを買う人も増えているのだ。
MBKセンターと比較しても対外的な知名度はまだまだ低くく、客も少ない。ただ、地元タイ人の間ではパソコンやスマホ関連の機器を購入する場所としてMBKよりもこちらを選ぶ人も多い。
パンティップ・プラザはMBKよりも面積は小さいが、民芸品からアパレル関係の店までごちゃ混ぜで入居しているMBKセンターよりフロアは回りやすい。
ただし、値段は基本的には交渉制だ。Amazonなどで目的商品の価格を調査し、相場を頭に入れた上で訪問した方が良いだろう。