タイへの直通便としては、価格重視でエアアジア等のLCCを使う人が多いかもしれない。ただ、座席にもう少し余裕を持たせたかったり、モニター付きで映画を見ながら渡航したい人はタイ国際航空がおすすめである。
価格の心配をしている人も安心して欲しい。タイ国際航空も航空券とホテルをセットで予約するとそれなりに安く抑える事が出来る。
また、LCCには無い「マイレージ」を貯める事が出来るので、リピートして何度か利用すれば無料で渡航する事も出来るだろう。
あまり良く知られていないが、こうしたマイレージは旅行代理店サイトで予約した場合も貯める事が出来る。ポイントが貯まる旅行代理店で予約すれば、マイレージとポイントの2重取りも可能なのだ。
今回はタイ旅行の際に、そのタイ国際航空のマイレージと旅行代理店のポイント2重取りする方法と最安値でタイ行き航空券を手に入れる方法の2つを詳しく紹介していきたいと思う。
目次
タイ国際航空のマイレージを得るには?
タイ国際航空のマイレージを得るためには、ロイヤルオーキッドプラスへの入会が必須となる。ただし、ロイヤルオーキッドプラスへ入会していなくとも、航空券代の請求日から30日以内に入会し、申請すればマイレージの加算が可能である。
タイ国際航空「ロイヤルオーキッドプラス」の入会方法
ロイヤルオーキッドプラスへの入会は下記ページから行う事が出来る。
>>> http://www.thaiair.com/AIP_ROP/JProp/enrolment_JP.jsp
※登録は全て英語表記。日本語で説明があるが、住所も含め、入力はすべて英数字にて行わないとエラーになってしまう。
「ロイヤルオーキッドプラス」のメンバーカードはご入会日から
▶ 1年間で10000マイル以上、
もしくは
▶ 2年間で15000マイル以上、
搭乗すると発行してもらえる。その場合、バンコク本社から直接カードが郵送される。
メンバーカードが無い人は、空港でのチェックインの際に、ロイヤルオーキッドプラスの登録完了画面を印刷したものを提示するか、会員番号(メンバーID)を口頭で伝える必要がある。チェックインした便のみマイレージが自動加算される
チェックイン時に会員番号を伝え忘れた場合もフライトから15日以上、180日以内であればマイレージの請求が可能である。もちろん、上記でも述べた通り、ロイヤルオーキッドプラスへの事前加入は必須である。
マイレージの後日加算
後日加算登録には搭乗券(ボーディングパス)が必要である。搭乗券を紛失した場合、後日加算は出来なくなる。
マイレージの後日加算はマイページの上記緑の枠「Claim THAI Missing Miles」もしくは「Claim STAR Alliance Missing Miles」から可能である。
チケットナンバー(TICKET NUMBER)が13桁でない場合は「ropsvc@thaiairways.com」へと英語で連絡する必要がある。
航空券とホテルをセットで予約し、ポイントとマイレージの2重取り
マイルは航空会社のホームページでないと貯まらないと思っている人も多い。確かに、シーズンや予約時期によっては、マイページが付かなかったり、実飛行の50%しかマイページが貯まらないケースもある。しかし、ほとんどの航空券で、旅行代理店サイトから予約した場合でもマイルを加算する事が出来る。
航空券の値段は航空会社のホームページでしても旅行代理店サイトでしても同じである事が多い。ただ、旅行代理店サイトでの予約の場合、航空券「だけ」ではポイントが付かないのが普通だ。
加えて、旅行代理店サイトでホテルと航空券をセットで予約すると「ツアー」という形になり、割引が適用されて安くなる。ツアーならポイントも貯まるので、次回以降の予約の際には更なる割引が可能となる。
ちなみに、旅行代理店も実店舗のカウンターで予約すると手数料が加算されてしまうため価格は上がる。従って、ネットで予約が完結する下記方法がおすすめだ。
バンコク行き格安航空券の比較
格安航空券比較サイトの使い方だが、まず航空券+ホテルの予約ページで検索をかける。このサイトで検索をかければ空港税、サーチャージ料等全てを加えた額で格安航空券の比較が出来る。電話での問い合わせも不要である。
旅行代理店サイトへと飛んだら
▶1.出発地(成田・羽田、関空はもちろん、地方空港でもOK)
▶2.目的地(おすすめはバンコク)
▶3.往復
▶4.出発日、現地出発日
▶5.客室(何人かをアテンドする場合は1人1部屋になるだろう)、人数(大人、子供)
▶6.航空券発着日と別の日付でホテルを予約へチェック ⇒ チェックインとチェックアウトの日付
を入力する。
今回はシーズン中を避けて、ゴールデンウィーク開けの5月9日の日本発で価格を見てみる。5泊6日のタイ旅行とし、現地を出るのは5月14日とする。
ツアー価格にするためホテルは最低「2泊分」一緒に予約しなければならない。「航空券と別の日付でホテルを予約」にチェックを入れる。全日程同じホテルに宿泊する場合はチェックは不要である。
今回はホテルへのチェックインは5月9日、チェックアウト5月12日と3泊にする。旅行日程の中に格安ホテルへの滞在等を混ぜて、費用を節約したい人もいるはずだ。
全ての項目が入力し終わったら黄色の検索ボタンを押す。ちなみに、ツアーと言っても添乗員が旅行期間中に一緒に同行するわけではない。単に、航空券とホテルをセットで予約する事をツアーと呼んでいる。
次に宿泊するホテルを選択する。今回はバンコクの人気日系ホテル「ロハス スイーツ スクンビット バイ スーパーホテル タイランド」をチョイスした。このホテルはナナプラザといったスクンビットの繁華街近くで、部屋に洗濯機もついており、日本のテレビを見ることも出来る。立地、サービスの点でおすすめ出来るホテルだ。
価格を抑えたい人は、割引額は下がるが格安ホテルを選択すれば良いだろう。
48508円。少々高く感じるかもしれないが、この価格はすでに航空券代の一部も含んでいる。客室タイプにある青い選択ボタンを押すと次に航空券を選択するページに移る。
経由便のベトナム航空を使えば「ロハス スイーツ スクンビット バイ スーパーホテル タイランド」3泊分が付いて48508円になる。直通便のタイ国際航空の場合は+20380円が追加でかかるので計68888円となる。
同じ日付で同時刻のチケットをタイ国際航空のホームページから予約すると
航空券代だけで54260円
ロハス スイーツ スクンビットを最低価格保証が付いたホテル予約サイトで、同じ条件(5月9日から3泊)を入力すると
21960円
セットではなく別々で予約すると計76220円となる
まとめると
ベトナム航空+ロハス スイーツ スクンビット3泊 ⇒ 48508円
タイ国際航空+ロハス スイーツ スクンビット3泊 ⇒ 68888円
タイ国際航空+ロハス スイーツ スクンビット3泊(航空券とホテルを別で予約) ⇒ 76220円
準高級ホテル3泊が2.2万円なので、タイ国際航空では往復4.69円。一番安いベトナム航空では往復2.65万円で日本からバンコクに行く事が出来る。
航空券もツアーで買わなければ損だろう。
ちなみに、この予約サイトは日本語に対応しているので、キャンセルや予約変更の際も日本語でのやり取りが可能である。タイ国際航空等英語でしか対応していない航空会社も多いので、英語が出来ない人にも嬉しいはずだ。
航空券のみの予約の場合は下記リンクから航空券のタグを選択すると、最安値の航空券が検索出来る。
また、上でも述べたように、このサイトからツアーやホテルの予約をすれば次回の旅行から使えるポイントも貰える。ちなみに、航空券だけの予約では旅行代理店のポイントは貯まらない。ホテルの予約、ツアーという航空券とホテルのセットの予約ならポイントを貯める事が出来る。
ポイントは割引クーポン券になるため、次回以降は旅費を更に安く抑えられるだろう。
タイ国際航空のマイレージはチェックイン時にメンバーズカードを提示するか、会員番号(メンバーID)を口頭で伝える必要がある。
上記ツアーという形が、タイ旅行において最もお金を節約出来る予約方法なのだ。
LCC等格安航空会社でも良いが、次回タイ旅行に行く場合はタイ国際航空の選択肢も考えてほしいと思う。
成田、羽田、関空発のタイへの直通便なら、LCCのエアアジアもしくはスクートが最安値になる場合が多い。タイ行きの航空券を最も安く購入する方法について知りたい人は下記記事も必読である。
