ラン島はパタヤの市街地から沖へ約10km程度の位置浮かぶ島である。
パタヤ市街地近くにある「パタヤビーチ」はキレイとは言えない。しかし、ラン島にあるビーチは透明感のある海水に白い砂浜が広がっており、泳いでも気にならないぐらいキレイである。「日光浴」ならパタヤビーチでも十分だが、「海水浴」を思う存分楽しみたいならラン島まで足を伸ばす事をおすすめしたい。
この記事ではマリンスポーツも楽しめる
▶ ラン島への行き方と埠頭、島内の移動手段
▶ ラン島のビーチと特徴
に加えて
▶ ラン島のおすすめホテル
まで詳しく紹介していきたいと思う。
目次
ラン島への行き方と埠頭、島内の移動手段
ラン島には2つの埠頭がある。共にパタヤ発のフェリーが終着する場所であり、パタヤ行きフェリーも出ている。ラン島への行き方について詳しくは下記記事を参考に。

バンコクからラン島へのツアー
バンコクからツアーも出ており、日帰りで楽しむ事が出来る。バンコクを中心に観光する予定の人はこうした日帰りツアーの方が有効に時間を使えるだろう。バンコクからパタヤまでは2時間弱、パタヤからラン島まではスピードボートでラン島に向かうので30分弱の移動時間しかかからない。
下記リンクから現地オプショナルツアーをチェックする事が出来る。
ツアーの場合マリンスポーツやアクティビティの値段も含まれている事が多いので、ビーチへ行ってから交渉するよりも安く済ませることが可能である。
ナーバーン埠頭(Na Baan Pier)
島唯一のセブン-イレブンがあったりレストランも集まっている。パタヤ側に位置するため、パタヤの街並みも遠くに見える。夜は夜景も綺麗なので、ホテルに滞在するなら、こちら側がおすすめである。
タワエン埠頭(Tawaen Pier)
ラン島最大のビーチ・タワエン・ビーチのすぐ近くにある埠頭。ビーチへのアクセスならこちらの方が良い。
ラン島内の移動手段
ラン島内での移動手段は
▶ バイク
▶ ソンテウ
▶ ボート
以上の3つがある。
バイクは1、2人で周るなら値段も安く便利である。バイクタクシーは比較的どこのビーチにもいるし、埠頭近くの店で1日借りる事も出来る。レンタルバイクの値段は1日200バーツ(約600円)である。
バイクタクシーは値段も明示されており、数十バーツ以上のボッタクリも殆ど無い。
ナーバーン埠頭にあるバイクタクシーの各ビーチまでの片道料金。この値段を元に交渉しよう。
ソンテウは複数人で移動する場合に便利な乗り合いピックアップである。ある程度の人数がいると、こちらの方がバイクタクシーよりも安くなる。
ソンテウはチャーターも出来るし、他の客とシェアし、乗り合いで利用することも出来る。
ビーチに止まっているソンテウはチャーターされている場合もあるので、必ず利用できるわけではない。もちろん、チャーターしてる観光客に頼んで一緒に乗せてもらう事も出来るが、それなりのコミュニケーションは必要になるだろう。
他にもボートを使ってビーチや埠頭間を移動する事が出来る。こちらはチャーターだったり、片道だったりで料金は異なるが、ツアーに含まれていないなら、埠頭やビーチで交渉する事になるだろう。
ラン島のビーチ
ラン島の地図。右上の枠の記号(拡大地図を表示)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。左上の矢印が付いた枠記号を押すと、主要スポットやおすすめホテル一覧も表示されます。
ラン島にはビーチがいくつかあるが、陸路でアクセスが可能であり、海水浴が楽しめるメジャーなものは全部で7つである。ただ、その中でも途中道が狭くなっていたり、急勾配が続いて危険な所もある。バイクでの移動に慣れていない人は少々怖いかもしれない。
下記では陸路でのアクセスが可能なラン島にあるビーチを楽しめるアクティビティを含め紹介していく。
Ta Yai Beach(ターヤイ・ビーチ)
ラン島の北に広がるビーチ。こじんまりとしていて欧米人に人気。バイクでのアクセスになるかと思う。
北側には海しか無いので、ジェットスキー等のアクティビティにも向いているスポット。
Thonglang Beach(トンラン・ビーチ)
ナーバーン埠頭からも距離的には近いが、陸路で向かう場合、途中の道は急勾配が続き、道幅も狭いので怖い。バイクですれ違う際にもヒヤヒヤするかと思う。
バイクの運転に慣れていない人、バイクタクシーを利用して向かう際にもスリルを味わいたくない人は船を使い、海路で向かった方が良いだろう。船を近場に停めて楽しんでいる人が多い。
Tawaen Beach(タワエン・ビーチ)
タワエン埠頭に到着するフェリーであれば、降りてすぐ左手に広がっている。
ラン島で一番大きく、アクセスが容易で人気のあるビーチである。賑やかなビーチで、各種アトラクションのサービスも豊富。通常の観光でならここへ向かうのが一番無難かと思う。
シーズンによっては中国人で埋め尽くされているが、通常時はそこまで騒がしくない。
ナーバーン埠頭からであればソンテウやバイクタクシーで移動できる。急勾配の道もありスピードを出すと怖いが、道幅は広いためトンラン・ビーチへの道よりはだいぶマシである。
レストランやアクティビティに使う道具をレンタルするショップも数多く並ぶ。
Sang Wan Beach(サンワン・ビーチ)
タワエン埠頭を降りてすぐ右に広がるビーチ。小さいコンパクトなビーチである。
Tien beach(ティエン・ビーチ)
タウェンビーチの隣で落ち着いた雰囲気。多少勾配もあるが、2つ埠頭からもアクセスしやすい。
バナナボートなどのアクティビティもある。
Samae Beach(セーム・ビーチ)
ティエン・ビーチのすぐ隣のビーチ。レストランやアクティビティ等、こちらもある程度揃っている。
Nuan Beach(ヌアン・ビーチ)
欧米人が多く、ビーチ沿いにオシャレなレストランも並び他のビーチとはまた違った雰囲気となっている。各種アクティビティも盛んで、日本人にもおすすめのビーチだ。
ナーバーン埠頭からも勾配の少ない平坦な道が多いのでアクセスもしやすい。こちらも乗り合いソンテウが出ている。
ビーチ沖はダイビングスポットにもなっているので、こうしたアクティビティに申し込んだ人も利用する事になるかもしれない。
ラン島にあるホテル
ラン島のホテルはナーバーン埠頭付近かそれ以外の2つに分けられるかと思う。
パタヤ本土と違い、ラン島は夜の8時ぐらいになれば多くの店が閉まり、寂しい雰囲気になる。バーが併設されているホテルはあるが、夜遊びスポットは基本的にはない。
それでもパタヤ市街地側(ナーバーン埠頭側)からはパタヤ市街地の夜景も望めるし、コンビニやレストランは営業しているところもある。
ラン島では朝からビーチやマリンスポーツを中心に楽しむのが良いかと思うが、夜はホテルでこういった夜景を見ながらロマンチックに過ごすのも悪く無いだろう。
ラレーナ リゾート(Lareena Resort)
ラレーナ リゾート・バイ・ザ シー コ ラン(Lareena Resort By the Sea Koh Lan)はナーバーン埠頭近くにある海上ホテルである。フェリーから降りるとすぐ左に見えてくる建物がこのホテルだ。
レストランの看板になっているが入ってすぐ右にレセプションがある。
レストランとホテルの部屋。部屋は海沿いに設置されており全室オーシャンビューとなっている。
作業デスクにミニ冷蔵庫とテレビ。WiFiも無料で動画がサクサク見れるぐらい速いが、何度か切断されてネットに繋がらなくなった。
窓の前にはマッサージチェア。ここでマッサージを受けることも出来る。
バルコニーからは左にナーバーン埠頭、奥にはパタヤ市街地も遠くに見える。釣り竿の貸し出しもホテルでは行っていて、ここで釣りも出来る。
洗面所はシャワールームと一体型のタイでは良くあるタイプの作り。電球取り替え時に置き忘れたのか、なぜか竹のハシゴが置いてあった。
チェックアウトの時間は11時30分と30分早くなっている。朝食付きが基本プランで、8~10時まで提供されている。
部屋の広さはラン島の他のホテルとそこまで変わりはないが、立地は非常に良い。部屋からはオーシャンビューが望め、夜になればパタヤ市街地の夜景も見える。レストランは夜も営業しているし、ロマンチックな雰囲気なのでカップルで泊まるにも最適である。
正確な値段は下記のリンク先に日付を入れるだけでチェック出来るので、値段を比較するために見ておいた方が良いだろう。
海上ホテルとだけあって、波が満ちるまでの時間波の音が響いていた。海を眺めながらラン島での滞在を過ごしたい人におすすめのホテルである。
パタヤ観光プラス・ワンとしてのラン島
パタヤから1時間、フェリーならわずか30バーツで来れるラン島はパタヤ観光のプラス・ワンとして持って来いの場所だろう。海水浴ならパタヤビーチでも楽しめるが海は決してキレイとは言えない。本格的なジェットスキーやパラセーリング、シュノーケリング等アクティビティもパタヤビーチより気軽に、基本は交渉制だが安く楽しむ事が出来る。
パタヤというビーチリゾートを満喫するなら、ラン島まで足を伸ばす事をスケジュールに入れるのも悪く無い。特に友人グループやカップルでの渡航に最適な場所である。
パタヤの総合的な観光情報については下記記事も参考に。
