プーケットはタイ南部にある都市で、最北端にある橋により大陸と繋がっている大きな島である。プーケット島(phuket Island)とも呼ばれている。
プーケットと言えばビーチリゾートであり、マリンスポーツ等のアクティビティを楽しむ事が出来るのは想像出来るかと思う。しかし、どのように過ごすかによって、泊まるホテルの場所だったり、スケジュールも考える必要があるだろう。
この記事ではツアーではなく、個人で観光スケジュールを調整したいと思っている人へプーケットにおける人気滞在スポットの特徴からツアーの利用方法、人気滞在スポットにおけるおすすめホテルまで、プーケット旅行の初心者向けに詳しく紹介していきたいと思う。
目次
プーケットの観光エリア
プーケットの観光エリアを大きく3つに分けると
1.パトンビーチ
2.プーケット(オールド)タウン
3.ピピ島やその他無数にあるビーチや周辺の島々
以上のようになる。
パトンビーチとプーケットタウン、ピピ島の位置関係は下記のようになる。
プーケットは人気観光スポットも数多くあり、一度の旅行でこの街をまるごと楽しみたいと思っている人は多いだろう。しかし、短期旅行では難しい。移動が不便でかつ値段も高い。色んなところへ行くハードスケジュールだと、疲労だけが後に残るかと思う。
従って、短期旅行の場合は滞在エリアをある程度絞る必要がある。
パトンビーチだけでもプーケットならではの「遊び」を一通り楽しめるので、のんびりと旅行へ行きたい人はここを拠点に過ごすのが良いだろう。
もちろん、体力に自信があって、様々なツアーに参加したい人もいるかと思う。思う存分楽しみたいなら、毎日日帰りのツアーに参加し、楽しむことで濃い経験が出来るはずだ。
ここではプーケットにおける人気観光スポットをそれぞれ紹介していく。詳細な場所については下記Google Mapsを参考に。
プーケット旅行におけるスポット。右上の枠の記号(拡大地図を表示)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。左上の矢印が付いた枠記号を押すと、主要スポットやおすすめホテル一覧も表示されます。
パトンビーチ
パトンビーチ。日光浴だけでなく、海水浴やマリンスポーツなどのアクティビティもある程度楽しむ事が出来る。
ビーチではこうしたアクティビティの直接販売も行っている。バナナボートが1人500バーツ(約1620円)、パラセーリングは2人で2400バーツ(約7760円)。人数や時間によって値段交渉も可能である。
パトンビーチからはプーケット一の繁華街「バングラ通り」も出ている。
バングラ通り。バービアやディスコ、ゴーゴーバーのある繁華街。
ディスコ「イリュージョン」の前。夜には多くの観光客で賑わう。
夜遊びも充実しており、昼も夜も楽しめるだろう。短期旅行者の滞在先として、最もおすすめのエリアである。
プーケットの夜遊びや風俗については下記記事を参考に。

プーケット(オールド)タウン
プーケットはスズの産出により、16世紀から栄えてきた。プーケットタウンはその際、中国系の民族が主な移住先として選び、発展した街である。
20世紀に入ると、ポルトガルスタイルの建築物が取り入れられ、街全体で開発が進んだ。現在はその時に取り入れられた建築物を改装したり、そのまま使ってホテルやカフェ、レストランとして営業している。
プーケットタウンのホテル・カサブランカ・ブティック・ホテル
タイの地にあってヨーロッパのような雰囲気となった街である。
プーケットの特徴とも言えるビーチはないが、ナイトマーケットや古い街並みを観光出来るスポットとして観光客にも人気のエリアとなっている。
ナイトマーケット。午後から22時頃までやっている。ショッピングやグルメを楽しむ事が出来るだろう。
夜になると、ナイトマーケット周辺のエリアはライトアップされる。
プーケットタウンの中心地から数kmの場所にあるラン・ヒル(Rang Hill)からはプーケット島を一望する事が出来る。
ラン・ヒルから見たプーケット。
他にもプーケットタウンでは観光スポットとして楽しめる場所がいくつかある。バングラ通りの夜遊びとは違うマッサージ・パーラーを中心とする風俗街もある。
また、プーケットタウンからはプーケットの様々なビーチへと格安(日本円で100円程度)で結ぶバスが多数出ている。プーケットタウンにはビーチは無いが、ここを滞在の拠点にし、ビーチへ日帰りで遊びに行くというプランを立てる事は出来る。
ちなみに、プーケットの人気観光スポット「ピピ島」へのアクセスも、港が東側にあるため、プーケットタウンからの方が楽である。
ピピ島やその他無数にあるビーチや周辺の島々
ピピ島の「マヤ・ビーチ」(commons.wikimedia.orgより)
ピピ島はプーケット島から40km沖に出た場所にある島で、観光客にも人気の離島である。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の舞台になった場所なので、プーケットへ来たなら訪れたいと考えている人も多いだろう。
プーケットからピピ島へは日帰りのツアーも数多く出ている。プーケットの観光スケジュールの中にこうしたピピ島を含む離島を組み込んでも面白いだろう。
ちなみに、ピピ島にはホテルもある。この島に滞在する事も出来るので、ディカプリオの気分を味わいたい人、離島での滞在に興味のある人におすすめである。
都市生活をするには少々不便だが、格安ホテルもある。
プーケットにはピピ島以外にも数多くの離島がある。それぞれ本格的なマリンスポーツを楽しむ事も出来るので、航空券やホテルと一緒に、ツアーの予約も予め検討しておくのが良いだろう。
プーケットのツアー
ピピ島をはじめとして、離島へのアクセスにはツアーを利用した方が便利である。プーケットにある各ビーチであればバスでもアクセス出来るが、往復の移動費、時間と言ったコストパフォーマンスを考えるとツアーの方が良い。
プーケットでは街の至る所に旅行代理店がある。ただ、格安で行くなら、実店舗よりもネットで現地のオプショナルツアーに予約した方が良い。ネットの方が種類は豊富で、値段も安くなるからだ。しかも、日本語に対応している格安予約サイトもある。
>>> プーケットのツアー、アクティビティ一覧(日本語対応サイト)
こちらのサイトからプーケットでやりたいと思うことをピックアップすれば良いだろう。
パトンビーチでも出来るマリンスポーツの他、離島でなければ出来ないようなシュノーケリングやスキューバダイビングのコースもある。もちろん、タイならではの象乗りといったアクティビティもある
プーケットでやりたい事をピックアップし、それに合わせてスケジュールやホテルの場所を調整、予約するのが旅行での満足度を高めるために重要なことかと思う。
プーケットのおすすめホテル
プーケットで何をしたいか等にもよるが、観光客の多くは「パトンビーチ」と「プーケットタウン」のエリアを滞在スポットにしている。
この2つのエリアには何日か滞在しているが、その中でもおすすめのホテルを紹介すると
>>> バングラ通りまで200m!コストパフォーマンスに優れた綺麗な格安ホテル(格安ホテル予約サイト)
>>> ビーチへとアクセス出来るバスターミナルが目の前!1階にはワーキングスペースもあるオシャレなプーケットタウンのホテル(格安ホテル予約サイト)
以上の2つになる。更に詳しく紹介していこう。
エレガンシー・サンサバイ・ホテル(Elegancy Sansabai Hotel)
エレガンシー・サンサバイ・ホテルはパトンビーチ近くの繁華街「バングラ通り」まで徒歩数分の位置にある格安ホテルである。パトンビーチへも徒歩圏内で、レストラン等も多い、便利な場所にあるホテルだ。
このホテルがおすすめなのは立地が良い点だけではない。リフォームされていて新しいにもかかわらず、格安ホテル並に料金は安い点も大きい。
ホテル受付。チェックイン時にディポジットとして1000バーツがかかる。もちろん、鍵を無くす等しなければ、チェックアウト時に全額返金される。
部屋は新しく、きちんと清掃も行き届いている。決して広くはないが、機能的に出来ており、電気ケトル等もひと通り揃っている。
ホテル屋上のプール。バングラ通り及びパトンビーチも見える。屋上プールは7〜19時まで開放されている。
ホテルはキレイで新しく、様々な場所へのアクセスも良い。にもかかわらず、格安ホテル並の料金で泊まる事が出来る。
正確な値段は下記のリンク先に日付を入れればチェック出来るので、値段を比較するために前もって見ておいた方が良いだろう。
>>> エレガンシー・サンサバイ・ホテル(格安ホテル予約サイト)
ジョイナーフィーは無料なので2人まで宿泊することが出来る。
ブルー・モンキー・ハブ・アンド・ホテル・プーケット(Blu Monkey Bed & Breakfast Phuket)
ブルー・モンキー・ハブ・アンド・ホテル・プーケットはプーケットタウンにある新築ホテルである。ノートPCを使った作業をしたいと思っている人に最適な環境が整っている。
1階はワーキングスペースもあり、PC作業をしている人も多い。
部屋はキレイで広々としており、机も広いのでここで作業する事も出来る。もちろん、WiFiは無料である。
バルコニーも付いている。写真右奥に見えるのがバスステーションである。ここからプーケット島にある各ビーチへと格安でアクセス出来る。
ホテルで貰えるプーケットタウン、バスルートマップ。7時から17時まで運行しているので、各ビーチへと日帰りで楽しむ事が出来る。移動費の高いプーケットにおいて、バスは格安で便利な移動手段だ。
ワーキングスペースもあるため、旅行中もPC作業をするノマドワーカーには快適な空間が用意されているだろう。このホテルを拠点すれば、様々なプーケット観光を楽しむ事も出来る。
宿泊料は下記リンクから日付を入れるだけでチェック出来る。値段を比較するために、予めチェックしておいた方が良いだろう。
>>> ブルー・モンキー・ハブ・アンド・ホテル・プーケット(格安ホテル予約サイト)
>>> ブルー・モンキー・ハブ・アンド・ホテル・プーケット(Agoda)
こちらもジョイナーフィーが無料なので、1人分の料金で2人まで宿泊することが出来る。プーケット滞在を快適に過ごしたい人、ノマドワーカーにもおすすめのホテルである。
ホテル選びは一度悩むと結果はほとんど変わらないにもかかわらず、数時間を浪費してしまうケースが多い。しかし、ネット上で知ることの出来る情報は限られるため、実際に泊まってみないことには良し悪しの判断も出来ないだろう。
気になるホテルがあったら、すぐに予約すべきかと思う。泊まってみてはじめて、リピートするか、新規のホテルを開拓するかの判断をすることが出来るはずだ。
プーケット旅行の予約をする前に
この記事ではプーケットでの観光を楽しむ前に知っておくべき基礎情報と題して、プーケットにある人気エリアの特徴から観光する際の注意点まで詳しく述べていった。
プーケット旅行でも、どのように過ごすかによって、泊まるホテルの場所だったり、スケジュールを調整する必要がある。
移動による負担をなるべく避けるなら、リゾート気分を楽しめ、昼も夜も楽しめるパトンビーチ、ビーチ以外の観光も楽しみたいならプーケットタウンを拠点にするのがおすすめである。ピピ島などの離島は、プーケット島から出ている日帰りツアーで楽しむ人が多いが、興味のある人はこうした場所に滞在しても良いかもしれない。
ある程度沖に出なければ楽しめないシュノーケリングやスキューバダイビングもツアーで行った方がコストパフォーマンスは高い。予め予約していた方が安く済むし、滞在場所からのアクセスを考えて選ぶことも出来る。
ツアーの予約は種類も豊富で値段も安く抑えられるため、現地の旅行代理店よりも下記オプショナルツアー予約サイトがおすすめである。
>>> プーケットのツアー、アクティビティ一覧(日本語対応サイト)
プーケット旅行を格安にしたいと考えている人は下記記事も必読である。

プーケットは移動費が高くなりがちなので、ツアーを含めた「移動」について事前に知識を入れておいた方が良いだろう。