バンコクにおける物価の安さでの移住を考える。最新バンコク物価表

Bangkok Thanon Ratchadamr

 

日本よりも質の高い生活を望みタイへの移住を考えている人は金銭面での不安が大きいだろう。加えて、タイの物価が日本並に上がっているという情報も多く、具体的にどれぐらいの物価になっているかは気になっている人も多いはずだ。

 

今回はタイの首都バンコクの物価を商品の具体的な価格と共に、日本との比較も交えつつ

▶ バンコク旅行で接する費用の物価
▶ バンコクでの生活費

に加え

▶ タイ・バンコクの物価の現在とこれから

について詳しく紹介していきたいと思う。

 

ちなみに、海外と日本を比較すると、為替レートの影響も大きい。レートが大きく動いた時はその時のレートを反映させつつ記事を見て欲しいと思う。

参考:2016年4月18日現在の為替レート 1バーツ=3.09円

 

バンコク旅行で接する費用の物価

バンコクの物価といっても、旅行者と現地に住んで生活する人では支出も異なる。そこでまずはバンコク旅行において接するような分野での物価と具体的な価格から紹介したいと思う。

 

ホテル

複数人が泊まり、風呂・トイレが共用のドミトリーならバンコクでも1泊1000円以下で泊まる事が出来る。こうした格安ゲストハウスはカオサンやルンピニーに多い。

バンコクの格安ホテルに宿泊したい人が知っておくべきこと
バンコクは周辺国と比べても、格安ホテルと言われるような安宿が多い。バックパッカーにも人気のある格安ホテル街もいくつか存在している。ただホテルを選ぶ際には、安さだけでなく、行動する際の効率性も考えなければならないだろう。また、サービスや施設が悪ければ、価格が安くともコストパフォーマンスの点で満足出来ず、損した気分になる。

中心部に近い場所でも、2000円出せば綺麗なドミトリーに泊まる事は可能だ。

 

風呂やトイレが各部屋にあるシングルルームだと1泊3000円程度は出した方が良い。3000円出せば、スクンビット等のバンコク中心部に近い場所でも綺麗なホテルへ泊まる事は出来る。

Red Planet Hotel Asoke Bangkok entrance
1泊3000円程度で泊まる事が出来るレッドプラネット・ホテル・アソーク。

 

bed room Red Planet Hotel Asoke Bangkok
部屋は狭いが新しくて綺麗。バンコクの中心部BTSアソーク駅や地下鉄駅にも徒歩数分で行くことが出来る。

 

ホテル代を日本と比べると、東京ではすでにシングルルームで1泊3000円で泊まれる場所は無い。大阪でも飛田新地近くの動物園前等のエリアに限られているし、風呂トイレは共用の所も多い。ドミトリーでも1000円以下はさすがに無いだろう。

バンコクのホテル代は時期や場所によっても大きく異なるので一概には言えないが、目安としては東京の半分程度、大阪の3分の2程度である印象だ。

 

食費(飲食代)

バンコクでも、地元の人が入るような食堂や道路沿いにある屋台、コンビニ弁当はまだまだ安い。

Bangkok food Western people of stalls

Bangkok food chicken rice
屋台のカオマンガイ、チキンミックス(70バーツ≒220円)

 

Bangkok food Rice noodles
ライスヌードル(50バーツ≒150円)

 

Bangkok food local cafeteria Prices
現地食堂。料理1品で40~60バーツ(≒120~180円)。

 

Bangkok food FamilyMart price
ファミリーマートのフードコーナー。1品40バーツ~(≒120円~)。

 

Bangkok food FamilyMart
豚肉の薄いとんかつは45バーツ。カレーは55バーツ(≒170円~)。

 

Bangkok food japanese stalls
日本人が日本食を提供している屋台街の店もバンコクにはある。1品100バーツ(≒310円~)~

 

自分はタイ周辺国も長期滞在した事はあるが、屋台や地元の人が行く食堂で提供される料理は安いが美味しくない事が多かった。現地の食事は旅行として短期滞在する分には我慢できると思うが、住むとなるとストレスになるだろう。

タイの場合、こうした現地人用のお店でも十分美味しい。甘さや旨味など、日本人に合う味付けの料理が多いのも大きいが、競争が激しいので食事のレベルが高くなっている部分もあるかと思う。

 

最近話題になった記事だが、タイの食費についてはこのような意見もある。

いつの間にかアジアの「安い国」になっていた日本 米国の最低賃金が15ドルに!なぜ日本では賃金が上がらないのか | JBpress(Japan Business Press)
米国では賃金上昇傾向が顕著だが、日本は人手不足であるにもかかわらず、賃金がなかなか上昇しない。人件費の高騰はアジア各国においても共通の現象であり、日本だけが取り残された状況だ。

タイの都市部において、ちょっとした昼食代が1000円を超えることは珍しくなく、もはや日本と変わらない水準だ。

確かに、観光客向けに作られた繁華街のレストランなどは料金も日本と大きな差は無くなっている。しかし、日本よりは1000円で食べれるものはまだ多い。

bangkok Restaurant Terminal21-KT-restaurant
バンコクの中心地アソークにあるレストラン「サンタフェ」はステーキセットに+αしても300バーツ(≒920円)程度。味も良く、日本で食べたらは恐らく2000円弱はするはずだ。

 

バンコクでは1人数万円もする寿司屋が繁盛していたりするが、食費についてはまだまだ日本よりも安く済ませる事が出来る。タイ料理が合う合わないもあるので一概には言えないが、食費は日本の2分の1に抑える事も難しくはないと思う。外食だけで過ごしても、それなりに節約できる環境がタイにはある。やはり、現地の人向けに作られている食事が周辺国より美味しいのは大きい。

ただし、日本にはワンコイン(500円)程度で食べれる牛丼屋、ラーメンチェーン店が多い。こういった価格で美味しい食事にありつける環境は海外にいると羨ましく思うのも確かだ。

 

その他、日本でも有名なチェーン店や飲み物、お菓子のバンコクにおける値段を紹介すると

スターバックス

Bangkok Starbucks
カフェラテ 90バーツ(≒280円)
アイスカフェラテ 105バーツ(≒320円)

 

ビール各種、アルコール飲料(コンビニでの価格)

Bangkok Beer price
シンハービール 39バーツ(≒120円)
レオビール 39バーツ(≒120円)
アサヒスーパードライ 330ml 49バーツ(≒150円)
チャングビール 320ml 37バーツ(≒110円)
スミノフ各種 275ml  56バーツ(≒170円)

 

マクドナルド

Bangkok McDonald's price
ビッグマック(単品)
112バーツ(≒350円)

 

タバコ
赤マル(マルボロ・フィルターシガレッツ) 120バーツ(≒370円)

 

Bangkok Thai rice price
タイ米5kgで100バーツ(≒310円)

 

フルーツ

Bangkok Thai fruits price
スーパーのフルーツは屋台で買うよりも安い。

フルーツセット 39バーツ(≒120円)
カットマンゴー(丸ごと1個) 89バーツ(≒270円)

 

お菓子(コンビニでの価格)

Bangkok sweets
ポッキー各種 1箱18バーツ(≒60円)、2箱30バーツ(≒90円)
コアラのマーチ 20バーツ(≒60円)

 

Bangkok Mineral water
ミネラルウォーター 600ml 7バーツ~(22円~)

 

Bangkok Energy Drink
レッドブル瓶(145ml) 10バーツ(≒30円)
レッドブル缶 60バーツ(≒190円)

 

日本食の具材や調味料(日本からの輸入品)

Bangkok Japanese food material price

日本からの輸入品もバンコクでは数多く売られているが値段は日本の2倍ぐらい高くなっている。

 

交通費

バンコクは都市交通としてBTS(バンコクスカイトレイン)とMRT(地下鉄)がある。この2つを使えばバンコクの主要なエリアに行く事が出来る。

Bangkok BTS price
BTSは15~52バーツ(≒50~160円)

 

Bangkok MRT price
MRT(地下鉄)は16~42バーツ(≒50~130円)。

BTSとMRTは5分おきに出ているため、到着時間が大幅にズレる事はない。非常に便利な乗り物である。

 

バンコクはバスの路線も充実している。バスはより現地向けの乗り物となっており、値段も安い。

Bangkok Bus price
エアコン付きバス。初乗り13バーツ(≒40円)、最高25バーツ(≒80円)。

 

Bangkok Bus price pink
白、ピンクバスは一律8バーツ(≒25円)。

 

BTSとMRTも動いていない深夜やちょっとした距離の移動だと、タクシーやモタサイと呼ばれるバイクタクシーを利用する事になるだろう。

深夜だと近場でも80~100バーツ(≒250~310円)取られる事があるが、バンコク市内であれば高くとも400バーツ(≒1240円)程度である。

Bangkok individual taxi price
黄色と緑の2色は個人タクシー。

 

タクシー初乗り 35バーツ(≒110円)
モタサイ(バイクタクシー) 交渉制。短距離なら10バーツ。多少距離があっても50バーツ(≒150円)程度

 

近年は何度か5%程度の値上げをしているが、まだバンコクの交通費は日本と比べても安いと言える。

頻繁にタクシー等を使う生活さえしなければ、アクティブに活動しても、交通費が生活を圧迫する事はないだろう。

 

通信費

Bangkok SIM true shop price

旅行者でも最近はモバイルネットワーク環境を構築するため、SIMカードを現地で購入する人が多くなっている。タイのSIMカードは日本のMVNOとほぼ同額である。800バーツ(≒2500円)程度払えば10GBまでモバイル通信が可能である。

通話品質は決して良くはないが、通話料は通話1分1バーツ程度と安い。

タイのSIMカードについて、詳しくは下記記事を参考に。

タイのSIMカードを購入する前に知っておくべきこと
タイの通信事業者は「true」「AIS」「dtac」と3つの主要なキャリアが存在する。タイでは旅行者向けSIMカードも用意されており、これら3つの通信事業者からそれぞれ販売されている。タイでSIMを購入出来る場所としては通信事業者の支店、コンビニ、携帯電話デバイスの販売店の他、日本でもタイと同等の価格で購入可能だ。

 

衛生用品費

コンタクトレンズや生理用品、メイク用品などはメジャーなものなら、バンコクでも日本で売られてるブランドで揃える事が出来る。

Bangkok Japanese drugstore
バンコクの日系ドラッグストア。

 

ただし、これらも輸入品は日本で買うよりも高くなる。この辺の費用を抑えたければバンコクで売られてるもので合うものに変えたり、日本へ帰った時に多目に買い揃えておく等した方が良いだろう。

いわゆる男性化粧品ジャンルであれば、近年はタイでも日本と同様に扱いが始まっている。洗顔料や制汗スプレー、整髪料等は日系ブランドもタイで展開している。

Bangkok prices cleanser
洗顔料で70バーツ(≒220円)前後。制汗スプレーで50バーツ(≒150円)前後。

 

日系企業マンダムのブランド「ギャツビー」のワックスも売られ始めている。

Bangkok prices GATSBY
タイのトップスターを使ったギャツビーの広告。

 

マッサージ

マッサージは店によって値段も異なるが、バンコクなら

タイ古式マッサージ
300バーツ(≒930円)

オイルマッサージ
500バーツ(≒1540円)

を出せば大体のお店で施術を受ける事が出来る。日本の3分の1以下の値段になるだろう。

フェイスエステを含むコースになるともう少し値段も高くなるが、それでも日本よりは気軽に受ける事が出来る値段である。タイに来たらみな1度は受けているかと思う。

Bangkok Massage price
マッサージはバンコクでも至る所にある。

 

夜遊び(娯楽費)

夜遊びを含めた娯楽にかかる費用も年々上がっては来ているが、それでも値段は安い。

スカイバーやルーフトップバーと呼ばれるような高層ビルの屋上にあるバーでも1人1000バーツ(≒3100円)から楽しむ事が出来る。お酒や料理の量にもよるので一概には言えないが、日本よりは費用もかからないだろう。

Banyan Tree Bangkok latitude-lounge-and-bar (2)
バンヤンツリー・バンコクの52階にあるラティチュード・ラウンジ&バー

 

ディスコも外国人価格となり現地人よりも高めの値段を請求される店はあるがそれでも3000円程度である。

Hollywood pattaya
バンコクの有名ディスコだと入場料で800バーツ(≒2500円)程度。

 

マッサージパーラーと呼ばれる日本で言えばソー○のような風俗も1万円出せば外れを引く事なく楽しむ事が出来る。

バンコクのおすすめMP(マッサージパーラー)で失敗しないために知っておきたいこと
金魚鉢に並ぶ女性(guestfriendlyhotelsinthailand.blogspot.jpより)   タイのマッサージパーラー(MP)は日本で言うとソープランドのようなサービス形態のお店である。日本と ...

他にもゴーゴーバーは見るだけなら500円程度だ。

 

こうした夜遊びにかんする費用は日本よりも安い。ただ、きちんとコントロールしないと出費額としては大きくなる可能性もある。他の費用でも言える事であるが、物価の観点で言えば安くとも、頻繁に通えば、合計額としては大きくなる事もあるので注意が必要だ。

 

バンコクでの生活費

ここではバンコクで生活している人に特別かかってくる費用を紹介していきたいと思う。上記旅行者としてかかってくる費用と重複する部分は除いて紹介していく。

 

家賃

バンコクでも場所によって大きく異なるため一概には言えないが、 BTS(バンコクスカイトレイン)とMRT(地下鉄)の路線上であり、かつ中心エリアであっても東京より安く、大阪と同程度の値段である。中心地で日本人が住む物件であれば最低2万バーツは必要になるだろう。

Bann Klang Krung Siam-Pathumwan
BTSラチャテーウィー駅の目の前にある大型コンドミニアム「Baan Klang Krung Siam Pathumwan」は58平米の大きさで25000バーツ~(≒7万7000円~)。

Bann-Klang-Krung-Siam-Pathumwan bedroom

58平米25000バーツ(≒7万7000円)の部屋。

ラチャテーウィー駅は若者に人気の繁華街サイアム駅隣にある。

 

BTSやMRTの通っていないバンコク郊外なら6000バーツ(2万円)程度でも綺麗な部屋を借りる事が出来る。


タイバンコクで家賃2万円の家借りてみた!(場所詳細は不明。値段は約2.5万円とのこと)

 

郊外であってもタクシーはもちろん、バスやソンテウ、モタサイ等の移動手段はある。通う場所にもよるが、そこまで不便ではないはずだ。

Bangkok rent Don Muang Airport around
ドンムアン空港周辺エリア。月5000バーツ(≒15500円)程度でそこそこ良い物件もある。

 

また、バンコクでは一人暮らし用の物件は少なく、2人でそれなりに広い物件を借りた方がお得である。バンコクへ出て来た若者の多くは友人と住居をシェアしている。日本人同士でルームシェアしている若者もバンコクには多い。

 

光熱費・通信費

Centre Point Silom Hotel Bangkok price

水道代はかなり安く、月500円もいかない。月わずか数百円で済む人も多い。ただし、水道水をそのまま飲むことは出来ないため、飲料水は別で買うかウォーターサーバを用意しなければならない。ウォーターサーバーなどを入れれば別途月に1000円程度はかかる。

 

バンコクは年の平均気温が30℃を越えるため、冷房は常に必要とされる。冷房は暖房よりも電気代はかからないが、1日中付けていれば2000バーツを越える事もあるので、基本的には日本に比べて少し安いぐらいだと思った方が良いだろう。

 

ネット回線を家に引いたとして、ADSLであれば500バーツ(≒1540円)程度。通信費も日本に比べ特別安いわけではない。

 

娯楽費

バンコクで生活している人の場合、旅行者でかかる費用として上げた娯楽以外にも他にも映画やバンコクから離れビーチリゾートまで行って、マリンスポーツを楽しんだりもしているだろう。

映画
Bangkok movie price terminal21
ターミナル21内にあるSFシネマシティー。

シート、曜日、3Dかどうかによって値段が異なる。月、火曜日に通常シートで3Dを見た場合は190バーツ(≒590円)。映画によってはキャラクターグッズが付いてくるものもある。

映画についてはバンコク郊外へ行けばもっと安い。プレミアムシートなどにしなければ150バーツ(≒460円)程度で収まるだろう。

 

バンコクには海は無いがパタヤなど近場へ行けば週末気軽にマリンスポーツを楽しむ事が出来る。

Tawaen Beach Ko Lan
ラン島のビーチ

 

他にもバンコクを拠点にすると、海外旅行へも安く行くことが出来る。東南アジアの隣国であれば往復でも1万円前後、2万円以内で香港や台湾、上海へ行くことも可能だ。時期によっては日本も往復3万円程度に収める事が出来るだろう。

日本よりも地理的な利点があるので当然の事でもあるが、旅行は日本に住んでる時よりも安く抑えられるだろう。

 

タイ・バンコクの物価の現在とこれからを考える

タイの物価が上がった理由

日本で円を稼いでいる人からすると、タイの物価は今までもこれからも2つの要因に大きく影響を受ける。

▶ 日本及びタイの物価上昇
▶ 日本円とタイバーツの為替レート

日本とタイの消費者物価指数を比べてみると

Japan inflation rate

日本は近年ほぼ横ばいなのに対し

Thailand inflation rate

タイはほぼ毎年上昇している(画像は世界経済のネタ帳より)。

 

また、近年の対バーツでの日本円推移を見てみると

thai baht japanese yen rate
finance.yahoo.comより

 

2012年1月は1円=0.41バーツ以上の値を付けていたが、2012年12月に始まったアベノミクス以降急激な円安が進み、1円=0.27バーツにまで下落している。従って、最も円が高かった時と安かった時を比べると、円はピーク時の65%の価値になり、タイバーツは日本円に対して、約1.5倍も高くなっている。

 

これらタイの物価上昇と急激な円安により、5年前に比べると、タイのお得感が薄れたのは事実である。

 

現在のバンコクの物価

物価上昇は多くの場合都市部で起こるため、タイではバンコクがもろに影響を受けたと言えるだろう。とはいえ、現状におけるバンコクの物価を見ると、まだ日本ほど高くない事に気づくはずだ。

大体ではあるが、日本と比較しても

▶ 食費
外食で日本の2分の1程度。タイ米は安いが、自炊ではあまりお得感が無い。

▶ 交通費
日本の3分の1以下。都市交通だけでなく、タクシーや長距離バス等も日本に比べ安い。

▶ 娯楽費
夜遊び代は日本の2分の1、マッサージは3分の1。エステも安い。

▶ 光熱費
日本の2分の1。寒い時期がタイには無いので、電気代は安く済む。

 

家賃やホテル代も東京よりは断然安いが、日本の地方よりは高い。逆に、特定の衛生用品を揃えたり、日本食を食べたり作ったりするコストはバンコクの方が高くなる事が多いと考えるべきだ。

しかし、日本の地方に住んでる人でも、外食や旅行を含めた移動、娯楽にお金を使う人はバンコクの方が生活費が安く済む可能性は高いだろう。

 

バンコクの物価だけでなく、アジアの都市部ではグローバル化が進み、どこも物価上昇に悩まされている。香港、シンガポール、ソウルはもちろん、上海、台北もここ数年で物価は上昇した。

家賃が安い日本の地方からバンコクに行っても、あまりお得感が無いのは確かだ。ただ、東京で普通に暮らせるレベルの人がバンコクへ行けばあらゆる面で安く感じるだろうし、タイの地方へ行けばまだまだ安く、月5万円以下で暮らしている人も多い。タイにおける第2の都市チェンマイでも、ホテル代、食費の安さは感じる事が出来るはずだ。

(EXPLORED) Chiang Mai
チェンマイ・(EXPLORED) Chiang Maiより

 

バンコクに限らないタイ全体の物価については下記記事を参考に。

タイの物価と1ヶ月の生活費。予算ごとに、どのような生活を送れるかも述べていく
タイの物価は、物価の高い首都バンコクと他の地方都市では大きく異る。特に、住居費(家賃)と夜遊び代の差が大きい。つまり、タイの物価といえど、どの都市で見るかによっても大きく違いが出てくるのだ。この記事ではわかりやすいように、住居費と風俗・夜遊び代の物価差は東京とバンコク、それ以外を日本とタイで比較して述べていく。

 

バンコクの物価(対日本)とこれからを考える

現状タイの物価上昇は国民の生活を圧迫してきているし、タイ経済を支える輸出や観光業を考えると、タイの物価が今後も2010年以降のような早いペースで上がっていく事は考えにくい。

従って、ポイントになるのは日本の物価上昇率と為替レートになるかと思う。上の為替レートを見てもらうと分かる通り、2013年1月以降日本円は対バーツで最も高くなっている。1万円が2016年4月18日現在3230バーツである。3年間で見れば、タイの物価上昇を考えても今はむしろお得になったと言える。

とはいえ、順調に上がっているとされた日本の物価はここ数ヶ月で見通しが立たなくなっている。日銀も2017年度の物価見通しも1%台半ばに下方修正したばかりだ(2016年3月31日)。

バンコクの対日本における物価がどこまで進むのかも、これらに見通しが付かなければ予想も出来ない。

現在タイへ向かうとしている人は、物価が安いからという理由だけでなく、同じコストでもタイの方が楽しめるものが多かったり、得られるものが多いと感じた人の方が良いかと思う。もちろん、非正規雇用者等リスクの無い人はどんどんタイを含めた海外に出て挑戦すべきだが、きちんとしたキャリアのある人はタイへ行く事で生活が苦しくなる事も考えなければならない。

また、タイではサービスのレベルが日本以上に価格に比例する。タイに移住する事で、コストパフォマンスが上がるかどうかは人によって大きく異る。実際に移住してからでなければ予測できない事も多いのも確かだ。基本的に、サービスを現地レベルまで落とせる、我慢できる、許容範囲の広い人ならコストをより抑える事が出来るだろう。

 

タイに住んでいる日本人には、これ以上日本人がタイで増える事を望んでいない人も多いので、まず遭遇することの無い極端な例を出し、これから移住しようとする人に対して脅しをかけてくる人もいる。バンコクに限らず、タイには悪い部分ももちろんある。ただ、どんなアドバイスや情報に接しても、移住しなければ本当のところはわからない。結局自分の意思で自己責任の下、行動に移したい人が移せば良いかと思う。

 

バンコクの物価表

今回紹介した商品やサービスの価格については一概には言えない部分も多いので、多少の価格差は当然出てくると考えてほしい。

日本円は2016年4月18日現在のレートで計算。

 タイバーツ日本円(2016年4月18日時点のレート)
ホテル
シングルルーム(スクンビット) 3000円~
ドミトリー(スクンビット) 2000円~
ドミトリー(カオサン、ルンピニー) 800~1500円
屋台
ライスヌードル40~50バーツ120~150円
カオマンガイ50~70バーツ150~220円
日本食料理1品100バーツ~310円~
観光客の多いエリアのレストラン1人300バーツ~920円~
現地食堂
料理1品 40~60バーツ120~180円
コンビニ弁当35~60バーツ110~180円
スターバックス
カフェラテ 90バーツ280円
アイスカフェラテ(トール)105バーツ320円
ビール、アルコール類
シンハービール 320ml 39バーツ120円
レオビール 320ml 39バーツ120円
アサヒスーパードライ 330ml 49バーツ150円
チャングビール 320ml 37バーツ110円
スミノフ各種 275ml  56バーツ170円
マクドナルド
ビッグマック(単品)112バーツ350円(日本は現在370円)
タバコ
赤マル(マルボロ・フィルターシガレッツ) 120バーツ370円
タイ米5kg100バーツ310円
フルーツ
フルーツセット39バーツ120円
カットマンゴー(丸ごと1個) 89バーツ270円
お菓子(コンビニでの価格)
ポッキー各種(現地産)1箱18バーツ、2箱30バーツ1箱60円 2箱90円
コアラのマーチ(現地産)20バーツ60円
飲料水
ミネラルウォーター 600ml 
7バーツ~22円~
エナジードリンク
レッドブル瓶(145ml) 10バーツ30円
レッドブル缶60バーツ190円
日本食の具材や調味料(日本からの輸入品) 
日本の約2倍の価格
都市交通システム
BTS(バンコクスカイトレイン) 15~52バーツ50~160円
MRT(地下鉄) 16~42バーツ50~130円
バス
オレンジ(ブルー)バス(エアコン付き)
13~25バーツ40~80円
白、ピンクバス8バーツ25円
タクシー初乗り35バーツ110円
モタサイ(バイクタクシー) 短距離なら10バーツ。多少距離があっても50バーツ程度。30~150円
通信料
通話1分 1バーツ3円
100MB9バーツ28円
12GB800バーツ2500円
衛生用品
洗顔料70バーツ前後220円
制汗スプレー50バーツ前後150円
マッサージ
タイ古式マッサージ300バーツ930円
オイルマッサージ500バーツ1540円
マッサージパーラー3000バーツ9300円
スカイバー1000バーツ~3100円~
家賃
バンコク中心地月2万バーツ~6万2000円~
バンコク郊外月5000バーツ~1万5500円~
水道代月100バーツ~310円~
ウォーターサーバー月300バーツ930円
電気代月1000バーツ~3100円~
ADSL500バーツ1540円
映画150バーツ~460円~
3D映画 200バーツ620円
周辺国への航空券代 往復1万円前後

コメント

  1. アバター ささこ より:

    初めまして、いつもブログを拝見させて頂いております。
    質問をさせて頂きたいのですが、
    「これ以上日本人がタイで増える事を望んでいない人も多いので」とのことですが、何故でしょうか?
    以前別の掲示板で移住を考えていることを日本人に伝えたら「お前が来てもお前みたいなチビじゃこっちでは就職出来ない、絶対来るな」と脅されました。

    また別の方の話でも日本人村でいじめられて結局現地の方と仲良くやってるという方も何人かいます。

    何故彼らは同じ日本人を憎み、移住者を減らそうとするのでしょうか?

    • ありがとうございます。

      それぞれ理由は異なるので一概には言えないのですが、現状かなりの日本人がタイに居ます。日本人が増える事で就職が厳しくなったり、珍しがって寄って来るタイ人も少なくなって「プレミア感」が無くなる事を懸念しているのかもしれません。

      もしくは、旅行者として来る日本人に対しても、素人丸出しで恥ずかしい来ないでほしいとぼやいていた人もいました。日本人旅行者は商品の相場がわからず、高値に釣り上げるので、物価を上げている事を妬んでいるのかもしれません。

      ただ、彼らも最初は素人だったわけですから、これから来る人を拒む理由は無いですよね。タイ人からすればウェルカムなので、そういった悪口は気にせずタイに来ればよいかと思います。

  2. アバター 通りすがり より:

    こんにちは

    311を機にバンコクで暮らしてますが、こういう定点観測は興味深いです。

    書かれてますように、もう既に物価安だけなら日本の地方都市に軍配が上がりますので、通貨レバレッジだけをあてにしたタイ移住もそろそろ終りを告げてる気がします。

    インフレ率からして、シルバー向けOAビザの供託金も、いつ100万バーツ以上になってもおかしく無いですし、ノマド組もこれからは日本と同等の生活コストを消費しながら、如何に海外ならではの物事を楽しむかというスタイルになるのでは。

    さらに将来、完全に日本より物価高になっても、あえてバンコクで暮らす、そんな何かがタイにはあると思います。楽しんで行きましょう 🙂

    • バンコクは不動産が全体を押し上げている印象を受けるので、どこまで上がるかですよね。
      日本もようやくインフレ目標政策とか始めたので、差が広がらない程度に上がって欲しいです。

    • アバター 元駐在 より:

      通りすがり様
      アジアに身をおいて、アジアの興隆を肌身に感じながら仕事をしたい、という方には、バンコクは魅力的且つハードルが低いと思います。そういう意味ではお勧めですし、移住したいと考える方が居るのも理解できます。
      他の国でバンコクと同じように出来るかというと、中々そうは行かないですよね。宗教を含め、それ相応の現地文化への入り込みをしないと生活が難しいとか、治安・政情に明らかに不安があるとか。その辺はタイはかなりクリアできていると思います。

  3. アバター 元駐在 より:

    非常に興味深い内容です。もし機会があれば、家電や日用品、衣料品等も取り上げて下さい。
    いわゆる外こもりの方には特に関係ない世界ですが、現地採用を考えているという方には参考になると思いますので。私が駐在時にサラリーマンとしてのスタイルをキープするための支出は一応、BIG-C、テスコロータスの利用を最優先にしていたものの、それほどの安さは感じなかったです。

    • アバター 匿名 より:

      同感です 
      同じ程度の品質の衣料品は日本の方が安いです。
      スポーツシューズに関しては日本がダントツ安いです。
      この間、タイ人が日本に研修に来たとき親友の分も含め4足購入していました。
      現地採用の場合、国の医療保険は日本のように充実していませんので民間医療保険に
      加入する必要がありますので、これらのコストも考える必要があります。
      都市部のタイ人は技術職では出張旅費などありますので、入社3年ぐらいで5万THB程度
      マネージャでは7〜8万THB しかも大概とも働きなので世帯収入は10万THBは超えています
      来春、卒業する大学院留学生が日本の会社内定を蹴って、タイに帰国することになりました。
      理由を聞くと、帰国した方が給料が高いからだそうです。  
      よくインターネットサイトを見る、生活コスト安いことを強調していますが、現地食、交通費、など
      は安いですが、それ以外は日本と同等か高いものも結構多いので日本に一時帰国したときに購入しました

  4. アバター ギータ より:

    タイはもはや物価安い国ではありません。
    カンボジアも然りです。
    昔のようなバックパッカー天国だなんて思わないでください。
    日本政府、及び日銀は低金利・円安政策で株価が上がればオッケーという考えです。
    弱い円を持って、高インフレのタイに行っても、節約しても1万円は2日~3日でなくなります。
    むしろ日本に居るほうがお金使いませんね(笑)