タイでは英語がどのぐらい通じるのか。日本語だけでも旅行は楽しめる?

タイ・アユタヤ駅の英語をしゃべる欧米人
アユタヤ駅の欧米人のバックパッカー

 

英語がそれなりに出来る人となると、海外へ渡航したいと考える人も多くなっている。ただ、アジアなど、英語が通じる国ばかりではないので、渡航先でどれぐらい英語が通じるか気になっている人も多いだろう。

この記事では

▶ タイの言語と英語

として、英語環境などを中心に述べ、空港、公共交通機関、タクシー、ホテル、レストラン、マッサージ、ショップ、夜遊びといったシチュエーションや場所ごとの

▶ タイ人の英語

をタイ旅行者向けにどのぐらいしゃべれるかの目安をシチュエーションごとに詳しく紹介していきたいと思う。

 

タイの言語と英語

タイの事をあまりよく知らない人のために言っておくと、タイの公用語はタイ語である。

タイ語のテキスト
タイ語のテキスト(指差し手帳より)

 

よって、タイの人が当たり前に英語をしゃべれるわけではない。これは同じ東南アジアでも第一言語が英語であるシンガポールはもちろん、英語が公用語となっているマレーシアやフィリピンのように、殆どの人が英語をしゃべる事が出来る国とは異る。

ただ、タイへの外国人観光客は年間2000万人以上おり、観光客が訪れる場所を中心に、ほとんどの人は簡単な英語はしゃべれる。初級レベルなら日本人以上に話せる人は多い。首都バンコクやパタヤ、プーケットなどの観光地では英語だけでも不便さを感じる機会は少ないだろう。もちろん、深くコミュニケーションを取りたいなら、タイ語で伝えられるようになるのがベストだ。

 

タイはタイ語はもちろん、英語も全くしゃべれない人がタイへ行っても十分に楽しめる。コミュニケーションを取れない外国人を相手にするのに慣れていることが大きいだろう。ただ、日本語しか出来ない場合は、トラブル発生時や密接なコミュニケーションが取れないという点でストレスとなることが多くなる。

英語が出来れば楽しみの幅が広がるだけでなく、トラブル発生時にも役に立つというわけだ。更に、簡単なタイ語も出来れば、外国人観光客の少ない地方の街へ行っても不安な要素は少なくなるだろう。

 

タイ人の英語

では、空港到着から夜遊びまで、スポットごとにタイ人がどのぐらい英語をしゃべれるか紹介して行きたいと思う。

シチュエーションによってはどんな会話になるかは大体決まっているので、そちらも紹介して行く。

 

空港

タイの空港での入国手続
空港での入国手続

 

空港内ショップやレストラン、両替所スタッフなど、空港職員の多くは英語をしゃべることが出来る。ただし、警備員や清掃員は例外で、警備員に英語で話しかけたところ、他の空港職員の方を指さしてアッチで聞いてこいという素振りをされる。

入国審査官など入管職員は基本的に高度な英語会話を取得している。

入国審査時に会話がなされるのは記述に不備がある場合や入国のチェックが入る時のみである。入国のチェックが入るのは、以前オーバーステイした(ビザ無しで30日を越えた)人など、タイでの前科がある人が多い。

イミグレーションカード(入国カード)へはタイでの滞在先などを英語で記述する(もちろん、タイ語でもOK)。一番突っ込まれるのもこの滞在先についてなので、英語がしゃべれなくて心配なら、ホテルなどの名称は予めメモしておき、必要ならば予約票をコピーしておこう。予約票はもちろん日本語ではなく、英語であることが望ましい。

 

公共交通機関、タクシー

スワンナプームからの公共交通機関やバンコク市内であれば、駅職員やタクシー運転手など、簡単な英語ならば通じることが多い。英語がしゃべれない場合でも、スタッフへ訪ねるのは大体が行きたい場所についてだと思うので、予め目的地の地図をコピーしておけば問題ないだろう。タクシーでも同様だ。ホテルなど、地図を渡したり、スマホ上で地図を見せれば問題なく行ってくれる。

タクシーなど会話がスムーズにいかない相手と料金でトラブルになるのは面倒なので、金額はきちんと確認した上で乗車した方が良い。従って、いくら英語が出来ないとはいえ、1000ぐらいまでの数は英語で言え、聞き取れるようにしておいた方が良い。

きちんと聞き取れる人でも、メモを用意して数字を書いて指を指し「200バーツ、OK?」等と言えばトラブルの防止となるだろう。

 

他にも、メモはコミュニケーションの上で重宝すると思うので、ペンと一緒に常に持っておくと便利だ。

タイ人との会話 Bangkok Chiang Mai Distance
日本旅行へ行くというタイ人(仲良くなった英語がそこまで上手くない一般タイ人)に東京と大阪の距離を説明したメモ。550kmと行ってもイメージが付きにくいと思うので、比較にバンコクからチェンマイまでの距離(700km)も紹介している。

 

また、スマートフォンなどの電卓も料金を確認する上で役に立つ。すぐに起動できる位置にアイコンを配置しておいた方が良いだろう。

 

ちなみに、地方へ行くと英語の地図でもわからない人が多くなる。地方のホテルへ泊まる際にタクシーなどを利用する場合は、タイ語も記載された地図のコピーしておいた方が良いだろう。

 

ホテル、レストラン、マッサージ、ショップ

タイ語しか通じないレストラン
バンコクにあった地元の人が多いローカルなレストラン。英語はほとんど通じない。

 

上でもあげたバンコク、パタヤ、プーケット等にあるホテル、レストランの多くは英語が通じる。ただし、少しローカル色の強いレストランとなれば殆ど通じない。英語が通じず、タイ語も出来ない場合は、他の人が食べているものを指さして、これと言って注文する形で良いかと思う。

 

外国人観光客の多い都市では、マッサージ、ショップでの簡単なやり取りは英語でも出来る。バンコクの人気ショッピングスポットであるMBK、チャトチャック、プラトゥーナムでは値段やサイズなどを聞く際に必要となる英会話は問題なく出来るだろう。

 

地方都市の場合でも簡単な英語は通じる店もある。しかしm外国人観光客が少ない都市であればあるほど通じなくなる。よく使う会話は固定されて行くと思うので、シチュエーション毎にタイ語のメモなどを用意し、見せるなどしていく必要はあるかと思う。

指差し会話帳でも良いだろう。

 

夜遊びの場面における英語

ゴーゴーバー

バンコクなどでは簡単な英語はしゃべれる子も多い。文章にならなくとも、単語である程度の会話は出来るだろう。数字だったり、「ロング」「ショート」など、よく使う単語は知っている。この他にタイ独特の言葉として「ベイパー(店外への連れ出し料)」という言葉もあるが、ジェスチャーである程度はわかる。

自分自身が高度な英語をしゃべれても、相手は簡単な英語しかしゃべれない場合がほとんどなので、夜遊びにかんしては英語が出来るからといってより一層楽しめるというわけでもない。むしろ日本人好みの子は日本語のほうが上手く、英語を使うよりもスムーズに会話できる事もある。

 

もちろん、簡単なタイ語は出来るとコミュニケーションも取りやすくなるので、より一層楽しめるだろう。

 

日本人用のクラブ(カラオケクラブ)

タイで日本語が並ぶ通り
日本料理屋や日本人向けカラオケ店が多いバンコクのタニヤ通り。タイの地にあって日本語で溢れている。

 

バンコク・タニヤ通りにある日本人向けのカラオケクラブなどでは日本語を話せる女の子は多い。

話せるといっても高度な日本語ではなく、英検で言ったら3、4級程度のものでギリギリコミュニケーションが取れるぐらい。むしろ、こういう場所で高度な日本語をしゃべれる子はすでに日本人のスポンサー(彼氏、愛人契約を結んだ人)がいる場合がほとんどだろう。

 

タニヤでの飲みは、お互いに勉強し合う楽しみ方もある。こちらがある程度のタイ語を話せるようになっておくと、楽しく勉強もできると思う。

日本人向けカラオケ店には大学生などもおり、彼女たちは英語も上手くしゃべることができる。やはり、日本人向けカラオケでも、英語が出来るとより楽しめる確率は上がるだろう。
 

ディスコ

タイ・パタヤの大型ディスコ
パタヤの大型ディスコ・ハリウッド

 

ディスコになると、最低でも英語は話せた方が良いだろう。ローカルなディスコではなく、外国人の多いディスコなら、英語をしゃべることが出来る人は多い。日本語しかしゃべれないとなると会話もほとんど続かない。

もちろん、メモ帳を使った筆談やスマートフォンの翻訳アプリなどを使っての会話も出来なくはないが、相手に煩わしさは与えてしまう。

 

日本語だけでもタイ旅行、観光は楽しめる?

完全に日本語だけというのは通訳を同行させない限り難しいかとは思う。ただ、普通に旅行する分には、予め決まった会話しかしないので高度な英語力は必要ない。電卓を使うなどすれば、ほとんどの場面で乗り切れるかと思う。

 

例外として、トラブルが発生して詳細を説明する場合には高度な英語(もしくはタイ語)が要求される。トラブルとは、例えば、事故、パスポートやお金の盗難、紛失、急病等である。

タイには観光客のための警察官、ツーリストポリスも外国人の多い観光地にはいるし、英語をしゃべれれば病院で治療を受ける場合にも、選択肢は増える。病院にかんしては日本語がしゃべれる医師や通訳のいるところもあるし、タイ語がしゃべれる現地滞在者などと知り合いになることでトラブル発生時に助けを求めることも出来るだろう。

現地に助けてくれるような人がいなければ、1人で対処しなければならない。従って、トラブル発生時の対処法は予め把握しておいた方が良い。対処法を知っておくとそれだけでも冷静な判断が出来る様になるはずだ。

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日本語しかできない人は、こうしたトラブルシューティングを頭へ入れておくのも必須になるだろう。

 

英語をスムーズにしゃべれるということで万が一のトラブル発生時も役に立つし、楽しみの幅が広がるというのは間違いない。ただ、自分の知り合いは英語やタイ語は全くしゃべれなくとも、タイという場所を楽しんでいた。性格的なところも大きく、ノリや勢いでコミュニケーションを取ろうとすれば、それに答えてくれるタイ人は多い。

聞き取りが出来ないだけなら、煩わしくとも筆談に切り替えるのが無難だ。メモ帳とペンは連絡先の交換や聞き取りづらい言葉を聞く場合、タイ語を勉強にも役に立つ。今後を考える上では、学ぼうとする姿勢も大事になってくるだろう。スマホの翻訳機能と合わせて使えば、ある程度のコミュニケーションを取ることが出来るようになるはずだ。

 

下記会話帳は話のネタも提供してくれるのでオススメである。長時間英語も出来ないタイ人と一緒にいる予定の場合、会話のネタが無いと気まずい雰囲気になると思うので、メモとペンに加えて、この本の持参も検討してみてほしい。

 

タイ旅行へ行く前に準備しておきたいこうした持ち物については下記記事を参考に。

タイ旅行で必要になる持ち物、必需品を全て述べる
タイ旅行における持ち物や必需品を用意しておくべき理由とともに紹介していく。必需品と呼べるレベルの持ち物はほとんどの人が知っているかと思う。全体を通してこれからタイ旅行を考えている人の参考になればと思う。タイ旅行における必需品はパスポート、現金(日本円でもOK)、旅行用カバン(リュックもしくはスーツケース)である。

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