バイヨークスカイ・ホテル(Baiyoke Sky Hotel)はタイで一番の高層ビル「バイヨーク・タワーII」に入居するホテルである。バイヨーク・タワーIIの高さは304mの85階建て、17階より上がホテル用のフロアになっており、22階から74階が客室、75階から85階はレストランやバー、展望台等がある。
プラトゥーナム地区の中心にあり、すぐ南にプラトゥーナム市場がある。バンコク市内からなら比較的遠くからでもこのビルを見ることができ、バンコク市民なら誰もが知っているホテルだ。
この記事では
▶ バイヨークスカイ・ホテルの客室と施設、チェックイン前に知っておくべきこと
▶ バイヨークスカイ・ホテルの周辺地図と行き方
までバイヨークスカイ・ホテルへの宿泊を考えている人が事前に知っておくべき情報を中心に詳しく紹介していきたいと思う。
目次
バイヨークスカイ・ホテルの客室と施設、チェックイン前に知っておくべきこと
客室はシングルからファミリー向けまで様々なタイプの部屋がある。広さも30平米から70平米まで種類によって異なる。
客室の名前は階数によってゾーンが分けられており
▶ 22階から45階までがスタンダード・ゾーン(STANDARD ZONE)
▶ 46階から63階までがスカイ・ゾーン(SKY ZONE)
▶ 64階から74階までスペース(SPACE ZONE)
となっている。
予約時にもゾーンを選択することが出来る。ただ、同じスタンダード・ゾーンでも22階と45階ではだいぶ景色も異なるだろう。従って、景色の良い部屋を望むなら、チェックイン時に「higher room,please」「upper floors,please」といった階の高い部屋を希望することを伝えた方が良い。チェックイン時に希望を出さないと、人気のない部屋から通されるのが普通だ。加えて、サイアム方面の方が高層ビルが密集している。キレイな夜景を望むなら向いている方角も指定した方が良い。
シーズン中でもなければ空室もあるため、基本的にはこういった希望に対応してくれる。場合によっては無料でアップグレードまでしてくれる。アップグレードされても、追加料金を求められなければ払う必要はない。
18階受付。チェックイン時にはデポジットとして3000バーツが要求される。現金による支払、もしくはカードでの請求後、キャンセルという形でも可能である。
カップルでの宿泊におすすめのホテルであり、ジョイナーフィーは無料、つまり1人分の料金で2人までの宿泊が可能である。ただし、ジョイナーフィー無料にも条件があり
▶ チェックイン時に宿泊者と一緒にいる
▶ チェックイン時に1人でも、追加で泊まる人の名前をチェックイン時に申告する
▶ 18時より前の時間に入室する
以上のケースのみとなっている。
誰を追加で宿泊するか決まっておらず、かつ18時以降に追加で泊める場合は基本的に1000バーツの追加料金が必要になる。
それでも、他の客に紛れて受付を通ると、何も言われず客室へ向かえることもあった。また、18時以降でも、チェックイン時に2人でいたことに書き換えてくれて1000バーツの支払いを免除してくれたスタッフもいた。夜遊びなどで後から女性を連れ込む場合、ジョイナーフィーの支払いについては運次第の部分もあるといえるだろう。
バイヨークスカイ・ホテルの客室
シングル、カップル向けの部屋「スーペリア・スタンダード・ゾーン(Superior Standard Zone)」に何度が宿泊したことがある。いずれも部屋の形は微妙に違っており、低層階の部屋の方が若干広かったように思う。
40階以上のスーペリア・スタンダード・ゾーン(Superior Standard Zone)の部屋。ワンルームタイプの部屋
低層階のスーペリア・スタンダード・ゾーン(Superior Standard Zone)の部屋。ソファの置いてある空間など、細かく別れている。ワンルームタイプの部屋よりも広く感じた。
一番小さな部屋のタイプになるが、2人までなら十分な広さがある。個人的には細かく別れているよりもワンルームの部屋の方が好きである。
洗面所とバスタブ。シャワールームと分かれてバスタブが設置されている。
こちらにかんしては広さもデザインも部屋ごとの違いは無かった。
部屋から見た東側方面の景色。エアポートレイルリンクが見える。レールの奥に見えるのがパヤタイ駅。
サイアム方面の景色。左のレインボーに着色されているビルが「バイヨーク・タワーⅠ」。
バイヨークスカイ・ホテルの魅力はなんといってもその宿泊階の「高度の高さ」だろう。確かに、部屋には古くなっている部分はある。
それでも安い部屋なら1万円もしないので、コストパフォーマンスは良い。プラトゥーナムだけでなく、サイアムへのアクセスも悪くない。カップルでの思い出づくりにはピッタリだろう。
正確な宿泊料は下記のリンク先にあるホテルのページより日付を入れてチェックしてみてほしい。
エクスペディアでは空室が確保できていないケースが多い。従って、満室の場合はアゴダでもチェックした方が良いだろう。
バイヨークスカイ・ホテル内の施設
バイヨークスカイ・ホテルは充実した設備の点でも魅力的である。プールやトレーニングルームといった基本設備に加え、ゴルフ・レンジ(打ちっぱなし練習場)や夜景を楽しめるスカイバー、展望デッキもある。
いずれも客室より低層の20階にある。
屋上の回転式展望デッキからは360度夜景を楽しむことが出来る。一般客は有料だが、バイヨークスカイ・ホテル宿泊者は無料で行くことが出来る。
自撮りをしているカップルも多い。インスタ・スポットとなっている。
高層階にはスカイバーやレストランもあり、81階のレストランではバルコニーで夜景を見ながら食事をすることもできる。ただし、高層階のレストラン、スカイバーではドレスコードを求めている店もある。
男性は長ズボン(ハーフパンツも不可)、女性はロングスカートまでは可だが肌を露出し過ぎてはいけないといった決まりがある。
バンコクではこういったスカイバーの他、
▶ 寺院や王宮など一部観光スポット
▶ 高級クラブ
でもドレスコードを求められる。
バンコク旅行の際、こういった場所へ行く予定の人はスマート・カジュアルと言われる服装は用意した方が良いだろう。ドレスコードやスマートカジュアルについて更に詳しくは下記記事を参考に。

バイヨークスカイ・ホテルの周辺地図と行き方
ラチャプラロップ(Ratchaprarop)通りから見たバイヨークスカイ・ホテル
バイヨークスカイ・ホテルはプラトゥーナム地区の中心にあり、すぐ近くにプラトゥーナム市場がある。プラトゥーナム市場はラチャプラロップ通りに隣接する市場一帯を言う。主に洋服などのファッション雑貨のお店が連なっており、アジアン雑貨、ファッション関係のお店など、日本からも多くの人が買い付けに来る卸売市場でもある。
オシャレで人気の街・サイアムもラチャプラロップ通りからラチャダムリ(Ratchadamri)通りを南へ下ってすぐの場所にある。
ホテル周辺はショッピングだけでなく、カップルでデートを楽しむのにも理想的な立地にあると言えるだろう。
サイアム・プラトゥーナム周辺の地図。右上の枠の記号(拡大地図を表示)をクリックして拡大で表示すると見やすくなる。左上の矢印が付いた枠記号を押すと、主要スポットやおすすめホテル一覧も表示されます。
バイヨークスカイ・ホテルは上のGoogle Mapsで黄色のホテル・マークの位置にある。
ホテルへ行く際の最寄りの駅はエアポートリンクのラチャプラロップ駅になる。もちろん、タクシーでもアクセスは可能だ。
バイヨークスカイ・ホテルへの行き方
BTSの駅ではパヤタイやチットロム、サイアムが最寄りとなる。しかし、これら駅から徒歩の場合は少々遠いだろう。タクシーやトゥクトゥクなどを利用した方が良い。
ここではエアポートリンク・ラチャプラロップ(Ratchaprarop)駅からの行き方を紹介したいと思う。
ラチャプラロップ駅を降りて南側のラチャプラロップ通り方面を見ると、ひときわ高い高層ビルが視界に入る。それがバイヨークスカイ・ホテルの入居するバイヨーク・タワーIIである。
ラチャプラロップ駅から見たバイヨーク・タワー。右側BMWの広告が貼られているのがバイヨーク・タワーⅡ(広告は定期的に変わる)。中央奥のレインボーのタワーはバイヨーク・タワーⅠである。
ラチャプラロップ駅に降りたら、出口1(EXIT 1)を目指して進んで行く。
線路を挟んだ左側の路地、車が駐車しているとこへと向かう。この路地を歩いて行くのがラチャプラロップ(Ratchaprarop)駅からのルートだと最も近い。
線路を渡り、渡ってすぐ右の路地へ入って行く。
この辺りから見上げてもバイヨーク・タワーⅡを目視することが出来る。
突き当りの門へ入り、バイヨーク・タワーⅡのある方へ向かっていく(看板にはBAIYOKEの文字がある)。
途中にも青い看板でBAIYORKの文字があるのでわかりやすいかと思う。
建物のトンネルを抜けると裏口が見えてくる。
裏口から入るとすぐにエレベーターホールに出る。
正面からの入口ともつながっており、バイヨーク・タワーの展望台へ向かう観光客もたくさんいる。昼間は常に混んでいるかと思う。ホテルの受付は18階にあるので、エレベーターを使って18階まで登る。
バイヨークスカイホテルは下記サイトから安く予約出来る。
ただし、上でも述べた通り、Agoda以外では空室が確保できていないケースが多い。従って、空室が無い場合はアゴダでもチェックした方が良いだろう。
バンコクのエリア別におすすめホテルを知りたい人は下記記事を参考に。
